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#4 一週間経って


残業の後、夜8時、僕はブラジリアン柔術をやっていた。
テクニッククラスの日だが30分遅れていったので、既にスパーリングが始まっていた。

今日もスパーで意識することは
・焦らないで一つ一つ動かすこと
・パスをさせないこと
・パスをすること
と、何となく決め臨んだ。

1回目、白帯の、恐らく同じく初心者の方と当たった。
まずはオープンガードの練習の為、足をひたすら相手につけ、パスさせないことに徹した。
いつもだったらすぐ跨がれる所をなんとか跨がせぬ跨がせぬとクルクル回った。
1分くらいしてサイドを取られたが、まぁマシになったかな。
サイドを取られたら取り敢えずエビ▶︎ブリッジで上を取り返すようにしている。
ただ上をとってもまだパスがいまいち掴めなかった訳だが、初めてクローズドガード割りに挑戦。膝を立て、立ち上がり相手を押付け足を出すことに成功。だがしかしすぐガードに戻される。
また、初心者どうしでスパーするのは実は初めてでちょっと力んで、壁にバスターっぽく押し付けてしまい、すごく謝った。

2回目の方はほぼ毎回やってる方で、僕の相手をする時は下になり僕がパスをする練習をしてくれるような方である。
とは言っても襟も袖も離してくれないし、足も思い切りツッパる方なのでなかなか足をまたげない。
ずっと立って跨ごうとする僕を見て代表は「襟じゃなくて裾を掴んで」とか「立ってる状態のパスはしんどいけど頑張って」などリアルタイムでアドバイスを貰えるようになった。
遂行はなかなか難しいのだが。

3回目の方は、これまたほぼ毎回やってる方で、基礎を教えたりしてくれる方である。
今日は、基礎を学んで来ましたと言いたいところだったのだが、下からラペラを掴まれ何もさせて貰えない。1回腕十字でタップした。
その後も何かにつけてラペラ。
うん、分からんぞ、ラペラ。

4回目の方は何回か当たってる方で、先生である。「1週間の成果を見せてもらおう」と言われたが自信はない。
このスパーも自分から下を選択し、オープンガードのキープに徹する。30秒位で割られたのだが、これまでは一瞬で割られるのが常だった為、少し嬉しかった。
サイドからはすぐマウントを取られ、腕ひしぎ三角でタップした。
再び始まり、またもや下になりオープンガード。
これもまたすぐにはサイドを取られるのだが、エビ、ブリッジで何度か上を取り返す▶︎すぐまた上を取られるの繰り返しで終わった。
「ちゃんと練習してますね」と言われとても嬉しかった。

最近気づいたことだが、ボディロックって帰ってからもめっちゃ痛み引きずる。

つづく…

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