バーミキュラのフライパンを使ってみた
1.これまで使ったことのある鉄フライパン
鉄のフライパンは興味があるのですが、いくつも購入して挫折してきました。以下は手放した鉄製フライパン
・プロキッチン オリジナル「ちょこっとフライパン 18cm」
→ 予熱/油慣らし/保管時の油塗布など面倒な上に、温度調節が難しく
焦げ付かず、ムラなく焼ける確率が低かった。玄人向きのフライパン
・岩鋳 中華鍋 深型(小)
→ 南部鉄器の熱伝導で中華鍋でパラパラチャーハンを作りたいで購入
重すぎて、出し入れや洗うのが大変。
・ホーローの小型スキレット(東急ハンズで買ったメーカー不明)
→10年近く前に買ってみたが購入日に焦げ付いてしまい、焦げを
落とすことが出来ず、翌日には廃却。ホーローの知識不足だった。
捨てずに保管だけしているもの
・ニトスキ
→ 安いしダメなら捨てればよいと思い購入。
「鉄のフライパンを使ってみよう」いう欲望が沸いたときだけ利用。
2.なぜバーミキュラを購入してしまったのか
とうとう買っちゃいました。なぜかというと・・・
Youtube動画「スーパーの激安ステーキ肉の臭みを取って美味しくするフライパンは?」を見ていて、ステーキはやっぱり鉄のフライパンかーと改めて認識しました。
・魔法のフライパン(鋳鉄、厚さ1.5mm)
・バーミキュラ (ホーロー、鋳鉄、厚さ1.5mm)
・鉄フライパン (鉄板、厚さ推定1.6mm)
・テフロン加工 (アルミ) 形からするとウルシヤマかな
鉄製フライパンは美味しい。テフロン(アルミ)で焼いた肉汁の臭みがない
と説明していました。
そのうえで、魔法 >バーミキュラ >鉄ということで、普通なら魔法のフライパンを選択するところです。南部鉄器の中華鍋を使った経験からすると、ノンコーティングの鉄フライパンはメンテナンスが面倒だなと思い返し、
やはり、バーミキュラの方が面白いと思いました。
バーミキュラはホーローのメンテナンス性(防錆)と、『瞬間蒸発』という他のフライパンに無い機能性があります。
自分で「違いを確かめたい!」思いが抑えきれず、購入を決めました。
3年前は「瞬間蒸発!?、ホントに美味しくなるの?」と疑っていて、今回は、色々なフライパンを使ってみた経験を踏まえて最後のフロンティアといった気持ちです。ただ確かめたいという欲望だけですね。
3.届いたので、早速、使ってみた。
今回購入したのは26cmのフライパンです。
まずは、瞬間蒸発の確認。
確かに早い。親水性の高さは他のフライパンと全く違う。
期待大。
次に、ステーキを焼いてみる。
アムウェイIHのプレートモードの190℃で予熱します。
・設定値に到達する直前で油の白い煙が出た。
・これは+10℃のオーバーシュートで200℃になったあたりの一瞬だけ
生じたものと思います。
予熱時の実効電力は700W弱でした。予熱時間は4~5分くらい。
鉄製なので最大の1300W出ると思っていたので以外でした。
写真のように素人が焼いたにしてはキレイすぎる。
片面3分、裏返して3分焼きました。
表面は焦げていないメイラードの茶色で、カリカリの食感。
家庭では初めての体験です。お店レベルの味だと思いました。
個人的にはもう少しだけ火を入れたいところ。次焼く時は、高温で表面を焼き付けてから120℃の低温で火入れしてみたいと思います。
さらに、モヤシ炒めを試す。
160℃で調理。全然汁が出ない。蒸気だけが出ていく。
触れ込み通りの仕上がり。
4.感想
実際に使ってみて、他と違う特長があることが分かりました。
①鉄製とは思えない軽さ(アナロン ルクス24cmより100g軽い)
②鉄製なのに消費電力が少ない(アムウェイIHの場合)
③「瞬間蒸発」でステーキ、モヤシ炒めはステーキハウスのよう
ホーローはガラス質のコーティングのことですが、一般的にガラス表面はイオンの状態によって親水性と撥水性に分かれるらしく、「②鉄製なのに消費電力が少ない」ことから親水性のため鋳鉄の材料そのものが特殊で発熱効率がステンレスなみに落ちているのかもしれません。
2023/11/8追記・・・
サーモグラフィーと温度計で測定したところ、フライパン温度は鉄製
並みに高温になっていることが判明。
やはり『③「瞬間蒸発」でステーキ、モヤシ炒めはステーキハウスのよう』
と書いたように得意なジャンルの料理では、他のフライパンにはない「味」
を味わえました。買って良かった。
しばらくは、ステーキ、焼肉、野菜炒めで活躍してもらいます。
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