見出し画像

知略型と本能型を知り使いこなす

「知略型」や「本能型」というキーワードを見たら、これを思い出す人もいるのではないでしょうか?

そうです。大人気漫画「キングダム」です。
キングダムは秦の始皇帝誕生にまつわる話がベースになっていて、主人公は戦争孤児の奴隷から王の手助けをしながら戦で武功を上げ、天下の大将軍になるというサクセスストーリーです。史実を基に作られてはいますが漫画用に書き換えられているところもたくさんあるのでこれが全て史実に当てはまっているわけではないですが、キングダムに出てくる武将を、現代社会で言うところのビジネスリーダー、ビジネスパーソンに置き換えても参考になり繋がる部分のある深い漫画です。

映画からキングダムに入った方も多いと思いますが、結構はしょられてるのでコミックあるいわアニメで是非見て欲しいです。

他の記事でも時折書いていることだが、自分は直感でスパスパ事を決めて実行していくタイプなので、典型的な「本能型」です。
キングダムに出てくるキャラなら麃公将軍(ひょうこうしょうぐん)ですね。自分の性質をわかっていても、直感だけでなんでもうまくいくなら難しいことなんて何もないんですが、そうは問屋が卸さない。
キングダムの中でも、「知略型」と「本能型」は、どちらが優れているのかというテーマにおいて「永遠の題目」と言わせたように、終わることのない議論のテーマになっているようですし、実際にどちらの型もそれだけでは勝ち続けることは困難です。

「知略型」は現代の言葉で言うならロジカルシンキングです。

ロジカルシンキングとは
物事を結論と根拠に分け、その論理的なつながりを捉えながら物事を理解する思考法です。 日本語では「論理的思考法」と言います。 物事を論理的に捉えながら話すことにより、聞き手にもわかりやすく伝えることができます。 問題解決の際にも原因特定や解決策の立案に効果的な思考プロセスです。

直感タイプの自分だからこそ感じているのは、現代社会のビジネスシーンにおいては直感よりもロジカルシンキングの方が重要だし有効だと考えています。しかも一人商売をすることが多い自分は自然と両方をやるようになるんですが、ある程度、自分が理論的に考えられるように努力することも大切だとしても、やっぱり地頭が良い人にはそこの分野では勝てないんですよね。なのでなるべくそこで戦わない、あるいわ味方にして勝たないで良い方法を自分は選択します。

キングダムの中でも直感型の主人公の信(シン)、その部隊が好調に戦での勝ちを上げ、快進撃を続けていましたが途中で部隊から仲間の羌瘣(きょうかい)が一時離脱して、しばらく不在になるの場面があります。その後、戦略を立てていた羌瘣がいなくなったことで戦に全く勝てない日々が続くようになります。そんなある時、軍師見習いに出ていた別の仲間が部隊に加わりまた戦に勝てるようになっていきます。この場面もまた直感型には知略型のサポートは必要不可欠である、という話に繋がることだと思います。
直感型の信はビジネスシーンで言うところのチームのリーダーとなりますが、信は圧倒的な強さや皆を引っ張るリーダーシップがあり、突き進んでいく力があります。また他の格上のリーダー、キングダムで言うところの他の武将とも対等に話をしたり手助けをしてもらえたり一目置かれていたりと普通では考えられない圧倒的なカリスマ性も備えています。つまり直感型のリーダーの資質とそれを支える知略型という構図になっていて、このバランスがチームを作るうえでとても重要な部分のように思います。

営業をかけるときも、商談相手が「知略型」か「本能型」でセールスの仕方を変えるのはとても有効だと思っていて、商談相手が知略型なら、おおざっぱなデータを見せるよりも詳細なデータを並べ、理論的に説明していった方が商品の魅力が良く伝わりますし、本能型なら逆で詳細過ぎるデータや理論をぶつけるよりもぱっと見で視覚的にわかりやすい方法であったり選ぶ言葉も直感に響く言葉を選択してセールストークを展開させて行った方が成約率が上がるなと思います。

相手が「知略型」か「本能型」かは対面して少し会話をすればなんとなくつかめるのではないかと思いますが、そのあたりの見極めは直感タイプの自分は凄く得意な分野でもあるかな・・・

2人以上のペアで商談に向かう際は、自分とは真逆の性質の人間と一緒に商談に向かったときなんかは、とてもやり易かったです。

いろんな人を見ていて思うのは、極端にどっちかに振り切れている人っていうのは割合としては少ないとしても、「知略型」か「本能型」どちらか寄りになってることが多いと思います。たぶん、「知略型」か「本能型」の違いって言うのは「右脳派」・「左脳派」であったり、「文系」・「理系」にも通じている部分ではないでしょうか。こういう情報は雑談の中で相手の選ぶ言葉とかにもヒントは隠されているので何気ない会話も情報の宝庫であると言えます。

自分は、「知略型」か「本能型」、もとい「右脳派」・「左脳派」っていう概念を意識するようになってから営業成績は伸びたなと過去を振り返って思たりもするので、これらを踏まえると両方を補える環境を作るのがすごく大切だなと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?