見出し画像

【山奥4】幸せとは

 僕は幸せ者だと思います。大学生になるまで大切に育てられてきたこと、今も仕送りをもらっていること、地元を離れ疎遠になった友人から心配してもらっていたこと、バイトや授業にあくせくせずゆったりとした日々を過ごせること。よく考えてみれば自分一人で成し遂げた幸せはありません。なので僕はこれからもきっと誰かとその幸せをかみしめて生きていくのだと思います。

 山奥さんも「人間は他人と関わらずに生きていくことができない。他人と助け合い、影響しあって生きていくのは普通のことだ」と言っています。しかし、僕の幸せの価値観とは部分的に異なっています。自己と他者について「その境界は曖昧になりつつある。そんな今だからこそ、幸せくらい自分本位でいいと思う」と述べているように、彼にとっての幸せは、その人間関係の希薄さに憂いて、無理に頑張るより「自分本位でいい」と述べています。ビールを飲み幸福感に包まれるのは僕も同じですが、そのビールを飲むお金は誰が働いて得たものか、僕がどう過ごすかが誰にとってどう幸せか、などをメタ認知すると、自分の本当の幸せが見えてくると思います。

 僕にとっての幸せは、ゆとりをもって本を読んでいるときです。また、気の置けない人とカフェでゆったりしたり、旅をしたりすることです。それができることに感謝を忘れずに生きてゆきたいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?