ルー語はワールドをピースにする

会社で時々ルー語を使う。

なお、Wikipediaによるとルー語には2種類あるらしいが、私が言っているのは後者である。曖昧さの回避は大切ですね。

ルー語(るーご)とは、
タイ・ルー語(英語版) - タイ・カダイ語族に属する言語。
ルー大柴が芸として用いる、日本語を単語ごとに英語化する話法。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AB%E3%83%BC%E8%AA%9E_(%E6%9B%96%E6%98%A7%E3%81%95%E5%9B%9E%E9%81%BF)

有名どころだと、「藪からスティック」「寝耳にウォーター」あたりだろうか。

話をもとに戻して、なぜ仕事をしながらルー語を使うかと言えば、空気が和らぐから。
弊社はみな真面目がゆえに、会議や会話が深刻になりやすい。はっきり言えば暗い。そしてどんどん思考と表情が暗く沈んでいく。
おやおや、ここは木星かな?というくらい重いときもある。

そんなとき、「それ寝耳にウォーターなんだけど!」などのルー語を会議にひとたらし。
※比較的社歴が長く、何言っても許される立ち位置を獲得してきたがゆえにできる発言であるが、どなたも勇気をもって挑戦されたい。

さて、どんなことが起こると思いますか。

空気が止まります。

そして少しの空白の後、「あ、寝耳に水?ってこと?」と理解の追いついた人からの反応が返ってくる。

人間は、日本語に突然カタカナ語を混ぜられると思考が停止するようだ。

その結果、これまで考えていたことを一瞬だけ忘れる。
地下3階くらいまで沈み込んでいった空気が地下1階くらいまでは浮上する効果を持つのだ。

まあ結局また地下5階くらいまで沈んでいくのだが、ずっと放っておいたらマントル突き抜けてたのではと思えば、ルー語の効果は抜群である。
いっそ突き抜けてブラジルまで行ってしまえばみなサンバを踊るくらい明るくなるのだろうか。そんなわけない。

日常に非日常を持ち込むと、空気がちょっとだけ和らぐのでオススメ。
TPOを誤ると誰かの逆鱗にタッチする危険性もあることは申し添えておきたい。

なおルー語は今も健在であり、ルー大柴さんのブログを拝見したところ本日下記の投稿をされていた。

ジアザ~デイ(先日)、トレジャーファクトリーで、ブラック🖤のジップパーカー(アバクロ)をゲット😃⤴️⤴️

https://ameblo.jp/lou-oshiba/

ご覧なさいよ。
圧倒的カタカナの存在感。漢字と平仮名が数えるばかりだ。
括弧で日本語を書き添える親切さも忘れない。(アバクロは違うけど)

大変多趣味でいらっしゃり、50代から始めた茶道は師範の免状もお持ちである。
軽い気持ちでこの記事を書き始めたが、今やルー大柴さんが尊敬する人ベスト5くらいに堂々ランクインしている。

いくつになっても軽やかに、オープンに。

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