ひとことはなし31

2021,1,31
 先日、全国大学ラグビー選手権で、見事、天理大学ラグビー部が全国制覇を成し遂げました。僕はその試合を観ましたが、神憑り的な強さでした。

 去年、天理大学ラグビー部がコロナ集団感染した事を、全国ネットで何日も報道されました。詳しくは知りませんが、天理大学生に対する誹謗、中傷は半端なものではなかったようです。それに伴い練習を自粛する期間を設けました。
 あまりに天理大学生への誹謗中傷が激しかったと見えて、大学学長自らが「学生への不当な扱いはやめて頂きたい」と、テレビで訴えていました。
僕が想像するに、天理大学ラグビー部の結束は、ここで生まれたと思います。
 お道で言うと「節から芽を出す」という作業にとりかかったのだと思います。
 よく僕が言いますが、ただ願うだけではだめ、というのは、正にこの天理大学ラグビー部を見れば、論より証拠だと思うのです。

 学生がコロナ集団感染をした。テレビやネットでさんざん叩かれた。ここで「くそ、今に見ていろ。必ず結果を出してやる」という心になった場合、そう思うだけで練習もしない、チームが結束もしない。ただ神様に
「どうぞ神様、くやしい思いをしたので、是非とも全国制覇をさせて頂きたい」と願うだけで優勝できるでしょうか。分かりますよね。

 「願う」そして「死ぬ気で練習する」「チームを結束させる」というこの行動がなければ、この度の優勝はなかったと思います。
 恐らく神様は、このチームの心を受け取ったのだと思います。目標を定め、願い、死ぬ気で練習した。この心を親神様が受取り、後押しをしたとしか思えない試合内容でした。

 勿論、天理大学ラグビー部の力によるものは申すに及ばず、奇跡的試合展開が何度もあったところ見ると、神様が働いているとしか思えませんでした。

「定める」「願う」そして「実行」する。そこに御守護が現れるのですね。
神様が「見てはおれん、ほっておけん」という所まで行け、と先人はお話を残されています。この度の優勝は、正に「節から芽を出した」のですね。

 私達も、何か困った事が起これば、反省して落ち込むだけではなく、神様がお喜びくださるような、新たな行動を定めるのです。そして御守護を願えば、神様が必ず御働きくださいます。そう確信します。拝

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