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ハルキウイスキー①ワイルドターキー

日本を代表する小説作家といえば?まず「村上春樹」を思い浮かべる人も多いのではないだろうか?それくらい超メジャーな作家である

そして彼はウイスキーラバーとしても知られており、小説の中でも頻繁にウイスキーを登場させている。ウイスキーを物語を彩ったり、意味づけに使うアイテムにしているのだ

僕がkindle作家として活動するきっかけも、元々本が好きだったから
その中でも村上春樹氏の作品はかなり読んできた。そして数多くのウイスキーが登場することも知っている。それはまだウイスキーのウの字も知らなかった超ビギナーの頃から

そこでウイスキーラバー&村上春樹ラバーの僕が、村上春樹の作品の中で登場するウイスキーを紹介しよう。今回はバーボンの雄「ワイルドターキー」

作品名は【1Q84】
主人公の1人である天吾にとって大きな出来事の変化が起きる。つまり彼がストレスを感じるタイミング。眠れない夜にこのワイルドターキーを飲む描写が何度も出てくる

受話器を置いたあとまず天吾がやったのは、グラスを出し、バーボンウイスキーを二センチばかり注ぐ事だった。小松の言ったとおり、電話のあとには酒が必要だった。
「ここのところ、ウイスキーがかなり減っているみたいだけど」と彼女は言った。
ずいぶん以前から棚に置きっぱなしになっているワイルドターキーの瓶のことを、彼女は言っているのだ。

引用元:「1Q84」より一部抜粋

ワイルドターキーはいくつか種類があるが、フラッグシップは「8年」
アルコール度数は50.5度。価格は700mlサイズで僕の地域で3000円後半
しかし500円程追加するだけで、1Lサイズが買えるため、個人的には1Lをオススメ
したい。

サイズもアルコール度数もワイルド。そして味わいだが強いバニラ香とその奥に隠れているオレンジピール。よくあるバーボンの甘さはあまり感じず、全体的に濃いめのスパイシーさが印象的。甘いバーボンを期待すると「なんじゃこりゃ!?」となるのは間違いなし

全てが野性味溢れるウイスキー、それがワイルドターキー8年。

ゆっくりリラックスしたい時、良い事があってまったりした気分になりたい時に飲むウイスキーでは決してない。

どちらかと言えば、上手くいかない事があって男としての自信を無くしかけている時。そんな時少し背伸びして、まるで西部劇に出てくる男を演じるように一人静かにワイルドターキーを飲み干す。オススメは大きなロックグラスに、大振りのロック氷をゴトンと1個入れて

こいつはそんなシリアスな楽しみ方だけでなく、実はハイボールもオススメ
ハイボールにしても味が崩れない骨格の太さがある。ストレートやロックが無理という人でも、ハイボールならかなり美味しく飲める

スパイシーさが苦手な場合は、シロップやハチミツなどを加えたロックスタイルもいい。アマレットやカルーアなどの甘めのリキュールを少し入れるだけでも立派なカクテルになるし何より飲みやすい

高いようだけど、1Lサイズならコスパ良いし、自宅に1本常備したいハルキウイスキー、それがワイルドターキーよ

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