フリーレンから学ぶ怒りのコントロール術
「アノ人本当にムカつく！腸が煮えくり返って仕方がない」
普通に生活していると、他人に対して怒りを感じる事ってありますよね。場合によっては殺意すら抱く程の強い怒りを感じる事だってあるのではないでしょうか？
某ドラマのようにすぐに「倍返し」できれば良いですが、現実にはそのような事はできない。ではこの怒りをどうすればいいのか？
このような悩みを解決する為に考え出されたのが「アンガーマネジメント」しかし一般的に言われるアンガーマネジメントを試しても全然怒りのコントロールができない。
「怒りのコントロールができない自分はダメな人間ではないのか？」
そんな事はありません。僕もよくあるアンガーマネジメントだけでは怒りをコントロールできずに悩んでいました。
そんな時、今流行しているアニメ「葬送のフリーレン」を観ていました。
そこでフリーレンが怒りのコントロールに使えそうな事を教えてくれたので紹介します
※音声で聴きたい方はコチラから
魔族とは人の言葉を喋るだけの獣
葬送のフリーレンの世界は、ベタベタのファンタジー系RPGです。
人間だけでなくエルフやドワーフ、魔物などの存在が普通にある。当然のように魔法なども使える、というものです。
そこで悪役として描かれているのが「魔族」です。
僕が見る限りだと、この世界での魔族は魔物が人間のように進化した存在。魔物と人間のハイブリッドのような存在だと考えても良いかもしれません。
人間と魔族は長い間争ってきた。しかし長期的な戦争にどちらも疲弊している。だから人間は魔族と「和平」を結ぼうとする。
魔族を人間と同じような存在と考える事ができれば、この和平は実現します。しかしそうはならない。その理由について、主人公であるフリーレンがズバッと一言で言ってくれます。
「魔族とは人の声マネをするだけの、言葉の通じない猛獣」
この言葉に僕はハッと気づきました。同じレベルの存在であれば和平契約は成立します。しかし獣が相手では通じるはずもありません。そこで思いつきました。
「これって、僕達の人間関係でも使える考えじゃないか？」
ムカつくあの人は「人間の言葉を喋るだけの動物」
なぜ僕達は人に怒りを感じるのか？それは
「なぜこの程度の事が理解できないのか？分からないのか？できないのか？」
このように感じた時ではないでしょうか？つまり相手を自分と同じレベルの存在という前提で考えているからです。
しかしこの前提が間違っているとしたらどうでしょう。
例えばですが、道を歩いていたら飼い主と一緒に散歩していた犬が急に吠えてきた。この時あなたは一瞬ビックリしますよね。
しかしその犬に強い怒りを感じるでしょうか？仮に感じたとしても、１日が終わるその日まで「あの犬腹立つわ～」と考えるでしょうか？
普通は考えないですよね。なぜならそれは犬だからです。犬だから急に吠える事もあるし、エサを食べるタイミングじゃないのに食べてしまう。
「まあでも犬なんだから仕方ないよね」と考えられるはずです。
犬に人間の常識を説いてもムダですよね。まして方程式の解き方なんて、説明したり教えたりするのは時間と労力のムダでしかありません。
この考えや感覚ををムカつくあの人に応用してみましょう。
感情的にあなたに噛みついてくるあの野郎。しかしそれは仕方ない事です。なぜなら相手はフリーレンの世界で言う魔族。つまり
「人間の言葉を喋るだけの動物」なのですから。しかも可哀そうな事に自分の事を人間だと思っている（本当は動物なのにね）
どうでしょう？このように考える事ができれば、これまでより怒りを感じずに済むのではないでしょうか？上手くいけば、そんな相手にさえあなたは優しい気持ちになり、話を穏やかに聞いてあげる。そんな神対応ができるかもしれません。
そんな様子を見た周囲はどちらが格上の存在か？その結果は一目瞭然であり、これこそムカつく相手に対しての本当の勝利と言えるのではないでしょうか？
まとめ
葬送のフリーレンが教えてくれた事、それは
「ムカつく相手は人間の言葉を喋るだけの動物」
このように考える事で、怒りの感情をコントロールする。ある意味現代の魔法であるかもしれません。
怒りのコントロールができなくて悩んでいる人は、試してみてください。
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