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母への感謝と菩薩の笑顔と親孝行



今回は、私のスピリチュアルな成長の記録と奇跡が詰まった、ハートフルな実話をお届けします。




私と母との物語の1ページです。



私の両親は離婚しています。
私が25歳の時です。



おとなだったのに…


えっ?


母はもともと独特な性格と感性の持ち主で、スピリチュアル的にも、いわゆる勘のいいタイプです。不思議なことをよく言って私を驚かせていました。


そういう母のこと、子供の頃から
ずーっと、ずーっと…



好きにはなれませんでした。



正直に言いますね。



大嫌いでした。



意識がめざめて、母との関係性がわかったこともあって、放浪の旅の途中に十何年ぶりに会いにいくことにしました。


この歳月が私と母との関係性を物語っているでしょう?



連絡もせず、突然会いに行ったので、母は夢かと思ったそうです。


私もある覚悟と決意を持って会いに行きました。



今だからできること。




本当に久しぶりの再会なのに、私たちは穏やかに他愛(たあい)もない話をしていました。


母はベッドに腰掛けて、時々横になりながら、私の話を聞いています。


そして私は、


母の手をとって、何気なくさすりはじめます。さすりながら、こう伝えました。


私の魂の成長のために、
お母さんにはいちばん
嫌な役をさせちゃったね。
ごめんね。
ありがとう。



この言葉、
一字一句、
そのままです。




この手に何度たたかれて、
ぶたれたことだろう。


生きているのが不思議?
って思ったこともあったな。


でも、許します。


許す時がきたからです。


私も、性格がキツくて、やんちゃで、じゃじゃ馬で、強情なところがあったよね。


そういうところ、似てる。


ごめんね、あの時、
ずいぶん責めちゃってたよね。


何度生まれ変わって母親の役をやってみても、今世は今世で、はじめての子育てだったよね。


きっと母は母なりに
努力もしてきたんだと思う。
それがわかる。


とても厳しかったけど、
その中にも愛はあった。



私は母の手を長い時間、
さすりました。



そして、


顔をあげて見上げた母の顔は、
まるで菩薩様みたいに穏やかで、
静かに笑っていました。


こんな母の顔、初めてみました。



長年のわだかまりが
解けた瞬間です。




母は、いわゆる心の病を治すといわれる場所で長い間お世話になっていました。


でも、


この出来事のあとすぐに、普通の老人ホームに移りケアしてもらうことになりました。


私は何の手続きもしていないし、
手を出していません。


私にとって母は、もう嫌う相手でも、憎むべき相手でもなくなったから、許したから、感謝したから、体験する現実が急により良いものに変わっただけのことです。




この世は幻想。


こうやって場面は変わるんです。


いや、変えるんです。



やり方は色々あるけど、
これもひとつの方法です。


私はこの方法を選びました。



私、自分の好きなことをして
自由に生きていくね。


そう母に伝えました。




口では色々言ってきたけど、
今世、母に手をあげたことは一度もなかった。それは今でも私の誇りです。



私の母は、過去世では、私の子供を演じてくれたことがあります。



私も子育て、決して上手じゃなかった。ううん、下手だったよね。
いいお母さんでもなかった。


だからお互い様です。



やっぱり、


見せてくれて、


ありがとう。


愛しています。


これが私がしてあげられた、
きっと、いちばんの親孝行です。



今も、生きてくれている母に
感謝でいっぱいです。


まだまだ、健康で長生きしてね。



お母さん、


私のこと、


産んでくれて、


育ててくれて、


本当にありがとう。




この実話、
必要な人に届くといいな。


今回も読んでくれて
ありがとうございます。


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