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勅使河原純「アンリ・ルソーにみるアートフルな暮らし」ミネルヴァ書房

同世代のピカソやアポリネールをも唸らせた熟年アーチスト「アンリ・ルソー」。30年間のサラリーマン生活の中で週末アート修行を重ね、絵画だけでなく演劇、劇作、俳優、バイオリン、フルート、作曲とありとあらゆる才能を発揮したマルチエンターティナー!職場では異端視されながらも、セカンドライフでは一際輝き続けた男!ある意味「新たな分野」を開拓しつづけた男である。

俺は彼の生き様にかなり重なる部分を感じた。
そう、これからは世の中の経済システムやIT化社会の隙間を縫うような分野を地道に追求していくことが、未来の自分の可能性を拡大させることが重要にになっていくだろう。今の職場を最大限活用して、出来ることは全て挑戦し、自分の能力を極限までのばすことが大事だ。
努力が足りない・・・そうなんだ、まだまだ追い詰められていない。
結局「その人の才能」は「努力の結実」でしかないわけだから、俺自身の努力の本気度をチェックすべきだろう。その上で、今後の自分の未来を如何にデザインしていくのか?考えないといけない。

最近考えていることに対するヒントがかなり散りばめられていた一冊だった。

<心に残ったフレーズ>
・アートという固定された道があるのではなく、それぞれの生きるスタイルに合わせてアートを縦横に活用していけばいいだけの話だ。

・今後アートを子供や高齢者にわかりやすい言葉で置き換えられ通訳者が必要だ。

・自分自身がブランドだ!

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