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蓄積

1週間ほど前に言われた言葉が消えない
お前は頭が悪い、と言われたように感じた

頭が良いフリをしているし、
頭良いね、と言われたことの方がはるかに多い

でも本物の大人にはバレてしまう
それが怖かった


たくさんの怖い、がある

ダサい自分が嫌いだ

こんな文を書いている時点で
生まれた時からキラキラしている人とはかけ離れていて

私とその人との間には高い高い壁があるように感じる
その壁が、怖い


一生好きですなんて言っておきながら
考えるのはいつも自分の人生で
生活のレベルを上げるなら降りた方がいいのかもしれない

そんな浅い愛を持っていると気づいた時、
自分が怖かった



理想に近づきたいと言っていたあの日から、
大して変わっていないことに気づく
理想になれないまま死ぬのが、怖い



毎日ある程度忙しく生きて、
健康的に生活をしているはずなのに、
ふと、鮮明に暗い記憶が蘇って、
自分が、周りが、怖くなる

胸が苦しい 下を向きたい

過呼吸などは起きないから
普通にして、耐えて、少しすれば直る

ここ数日あまりにも回数が多くて苦しい


今思い出そうとしてもあまり思い出せないのに
記憶のどこかには鮮明に残っていて
ふとその景色が目の前に現れる

この景色がずっと蓄積されていって
このままどんどん苦しくなるのかな

減ることのないこの鮮烈な記憶が思い出せなくなるくらい
生きててよかったと思える幸せな記憶で脳を埋めつくしたい

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