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さよなら鼻づまり 前編

アレルギーとの闘い

わたしが小学生くらいの子供の頃は、「花粉症」なんて言葉もまだなかったかな。
物事ついた時から色々とアレルギーが酷くて、わたしの人生はずっとアレルギーと闘ってるような感じです。
自分スギ覚えてるのはアトピーです。肘と膝の裏側にじゅくじゅくのひっかき傷がいつもあってめちゃくちゃ痒かったのを覚えています。
ずっと皮膚科に通っていて、塗り薬を出してもたってたのを覚えています。
アトピーは成長するにつれて症状は改善していきましたが、大人になっても何年かに一度、忘れたころに頭皮やうなじにまだアトピーが出ます。
小学生ぐらいからずっと鼻がつまって、耳鼻科にもよく通っていました。その頃は慢性鼻炎とアレルギー性鼻炎と診断されていました。
高校生ぐらいになるとスギ・ヒノキの季節になると毎日涙目で瞼を引っ掻きすぎて目じりが切れてしまった事も。この頃から「あぁ、わたしは花粉症なんだなぁ」と認識するようになりました。
社会人になってからは仕事で忙しくて耳鼻科に行く時間がない時は薬局で鼻づまりの飲み薬や点鼻薬を買って凌いでいました。
しかし、食べ物のアレルギーも突然きつく出るようになって毎年春の花粉症だけではなく、年中鼻がズルズルするように。
今思い返せば、鼻がスッキリ通っている事はほとんどなかったような。匂いを全く感じなかったわけではなく、呼吸がしづらくて常に口呼吸だったなとヨガをやるようになって気づきました。意識すると鼻で呼吸はできるけど、意識しないと自然と口呼吸に戻っていました。
アトピーではない皮膚の痒みも出てくるようになったので、何にアレルギー反応を起こしているのか調べるために血液検査を受けたところ、スギやヒノキの花粉以外にもキウイやバナナ、お米や小麦等多くの食品でも反応していることがわかりました。
キウイとバナナはめちゃくちゃ小さい欠片でも食べてしまうと、胃の中に入っているもの全て吐き戻してしまい一日中吐き気が止まらないぐらいのひどさです。
お米や小麦は食べても今のところ痒みや吐き気もないので普通に食べています。主食を避けるのはかなり難しいですからね。
こんなふうにアトピーから始まり、花粉や食べ物のアレルギーとずっと闘ってきました。

内視鏡下鼻・副鼻腔手術を受けることに

もうアレルギーは体質だし、もう一生付き合っていくしかないので、毎月耳鼻科に通って色々と薬を試して自分に合うかどうか沢山試しました。
薬さえ飲めばなんとか鼻の症状もましになってやり過ごせるし、そうするしかないと思っていました。
今から4年前に初めて副鼻腔炎になってしまい、きちんと抗生物質の薬も服用したけど副鼻腔炎を繰り返すように。薬でスッキリ治らないので手術を受けて治すことにしました。

手術までの流れ

去年の10月くらいに初めて手術を受ける病院で診察を受けました。いつも通っている耳鼻科からの紹介です。事前にかかりつけ医でもCTは撮ってましたが、こっちの病院でもCTで検査。
やっぱりまだ副鼻腔に副鼻腔炎が写っていました。2回目の診察で手術の日程が決まりました。わたしの中では年明け1月下旬から2月上旬の旧正月ごろに手術、入院が出来ればいいなと思ってたのですが、もう既に予約がいっぱい。次に空いてるのが3月末ごろで、この時期は仕事的に休むと大変だったので、4月中旬に手術の予約をしました。
わたしは月経をコントロールする低用量ピルを服用していましたが、手術後に血が止まらない可能性もあるそうで、手術の前に服用を中断しました。最低でも手術の1ヶ月前にまでに服用を中止しないといけないそうです。
後は限度額適用認定証の手続きを事前にして、生命保険の給付金の請求用紙とかも取り寄せておいて入院に備えました。

いよいよ入院・手術当日

まだコロナが5類に移行する前だったので、手術日の2日前に入院でした。入院してから手術の詳細の内容を先生と一緒に確認して同意書も提出します。
わたしは内視鏡で両側の副鼻腔と鼻を左右に分けている鼻中隔湾曲矯正、粘膜下下鼻甲介骨切除これも両側、後鼻神経切除も両側です。
これでアレルギーがなくなるわけではないけど、鼻の中の空気の通り道はだいぶ広がります。
手術前日の晩御飯を食べた後は0時まではまだ食事やお水かお茶以外の飲み物も飲食可能です。わたしは特に食べずにNetflixを観て過ごしてました。
そして朝の6:30までは水とお茶は飲んでも良かったので、少し早起きしてお水を飲んで、朝食は取らずに手術でした。
全身麻酔での手術で時間は約3時間でした。病室に戻って目が覚めると、鼻が重く鈍い痛みがありました。そして鼻には綿球が詰められて、ガーゼが当てられていました。
ここからが一番しんどかったです。
まだ血が止まっていないので、血が鼻から喉におちてきて、ぺッとティッシュに出さないといけません。5分に1回は吐いていたと思います。手術当日は絶食です。
血を吐く回数も徐々に落ち着いてきますが、夜寝る時間が一番辛い。まずまだ鈍痛があるので点滴で鎮痛剤を入れてもらいます。鼻が完了に詰まっているので口呼吸なので、寝ている間に喉がカラカラに乾いて痛い。1~2時間置きに起きて水を飲んでまた寝るの繰り返しです。

後編に続く

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