漁夫の利
●愛知と三重がもめていた
三「お前の所、県の魚ってなんだ」
愛「車エビだけど、何か?」
三「車エビ。ギャハハ、県の魚って言いながら車エビ、バッカじゃないの」
愛「じゃあ、三重の県の魚って何?」
三「伊勢海老様!」
愛「おんなじ、エビじゃないか」
三「違うんだよ!車エビなんて、そこらへんの、エビのちょっと大きめやつじゃんか」
愛「じゃあ伊勢海老は?」
三「おいっ!!お前、伊勢海老様なっ! 伊勢海老様は、甲殻類の王様 まぁあ魚介類の頂点てっぺんいただきって言っても過言ではないな」
愛「でも車エビの味は、繊細で美味しくて、愛知名物のアカシャエビと共に人気があるんだて!!伊勢海老みたいに大味とは、違うんだよ」
三「お前、伊勢海老様なっ!そんなことねえよ伊勢海老様は、味噌たっぷりだし、世界にも、オマール君とかロブスター君とか親戚がいるんだぜ」
愛「どれもみんな大味じゃないか」
三「そんなこと無いよ、みんな、超高級だし」
愛「値段は、高いけど、ちょっと海沿いの地方都市で、ありがちな伊勢海老一匹乗ってるラーメンとか、カレーとか、味噌汁…ビックリさせるだけで、だいたい大したこと無い味だよ」
三「お前、伊勢海老様なっ!ラーメンカレーは、伊勢海老様のポテンシャルを、引き出せてないだけだ」
愛「そうかなぁ~」
三「うるせー、お前のところなんて、車エビと赤車エビそんでもって、しゃこ……ドンだけトヨタに気を使ってるだよ」
愛「お前、トヨタ様なっ!そんなこと言うと、てめぇ しゃこの貝をも割る肘パンチ食らわしてやろうか!」
三「伊勢海老様のトゲトゲぶつけてやろうか!」
岐阜「まぁあまぁあ愛知も三重も落ちついてよ」
愛、三「はぁ~?岐阜~?てめぇ 海が無いんだから黙っとれ!」
と、愛知、車エビを岐阜に投げつける
三重伊勢海老を岐阜に投げつける
岐阜「痛っ!痛っ!なにするんだよぉ」
三「愛知許さん~!」
愛「三重てめえこそ許さんからなぁ」
と取っ組み合い
岐阜「あんなに、誇ってた車エビとか伊勢海老とか投げつけるなんて……じゃ、ボクは、これを拾っていただいて食べるかゃぁ」
と、岐阜は、車エビと伊勢海老を持って帰って美味しくいただきました
これを「岐阜の利」と言われております
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