それは涙で始まった
最近、ラグビーをやっていればよかったなと考える機会が多い。
ものすごいスピードで向かってくる巨体に勇気を振り絞って突っ込んでいく。
外から観ているだけで熱い思いが胸にこみあげてくる。
スクールウォーズを観ながら目に涙を浮かべる夜もある。
ラグビー選手のような屈強なフィジカルを手に入れたら、遅延で停車中の満員電車に無理やり乗り込んでくる人を跳ね返してみたい。
隣の人とスクラムを組んで力を合わせてみたい。
ドアの前にいてどいてくれない人、一度降りてくれない人を吹き飛ばすようなタックルをして、次の目的地に豪快なトライを決めたい。
そういうものに私はなりたい。