我が家の中学受験のすべて1

覚える限り記録として残したくてすべて書こうて思いました。前提として、身バレしそうだなって箇所は若干変えてますがほぼノンフィクションです。

~はじまり~
それは息子が四年生の頃、習っていた公文の先生から中学受験を進められた。当時の私は実父が亡くなったばかり、主人とも別居をはじめ、自身も大病を患ってる最中で、とてもじゃないがそんな気になれなかった。
しかし、公文で中学数学が終わってしまう事もあり、どんどん塾への興味が湧いてきてしまった息子。四年生の夏に体験授業をし、秋から本格的に早稲田アカデミーに通塾を開始したのである。中学受験とは縁のない田舎産まれの私にとっては未知なる世界。御三家の意味すら知らずに、SAPIXイコール男子校へ必ず行かなければならないという勝手な思い込みにより、通塾候補から外したという話は未だに息子には出来ていない。
入塾して右も左もわからぬまますぐに「組分けテスト」なるものがあった。算数65、国語35の偏差値だった。偏差値を100点満点だと思い込んでたポンコツな私は、中学受験なんて無理じゃん…と思っていたら、なんと算数は校舎で一位を頂けた。しかし、読書も絵本の読み聞かせすらキライだった息子にとって国語はまったく歯が立たず一番下のクラスからのスタートとなった。当時は4科だとお弁当を持たせなくてはならなかった&息子が算数しか興味ない人間だったので、算国の2科のみの通塾が始まった。(しかしこの判断が後に息子を苦しめる事になるのでした…)

~五年生~
新五年生になると、一番上のクラス(SSクラス)になっていました。相変わらず2科のみの受講で、理社になると帰ってしまう不思議な子扱いされていました。当の本人は、算数が楽しくて塾に通ってるだけであって中学受験をまだきちんと考えてる感じではありませんでした。
そうして迎えた五年生の夏、夏期講習をするタイミングでようやく4教科をやりはじめました。とにかく理社のスタートが遅かった為、全然ついていけず、その頃から周りがなんとなく志望校の話をし始めるようになると、悔しさと焦りでようやく「中学受験をしたい」と言い始めました。
そこでまず、私は断言しました。私は何もわからないし勉強も教えられない。中途半端にママが教えるくらいなら、勉強の面ではすべて塾の先生に頼りなさいと。あなたの人生なんだから、自分できちんと考えて行動しなさい。どんな勉強をしてどこを受験するのかすべて自分で決めなさい。手伝ってほしい事、困った事があったら全力で支えるから、遠慮なく言ってほしい。息子はわかったと言いました。
塾にもすぐ伝えました。すべて塾にお任せしますと。すると、宿題も見なくていいですし、丸付けもしなくていいです。息子さんの性格を見てる限り、うまくのせてあげたら自走できるタイプだと言っていただけました。そのかわり、沢山誉めてあげてくださいと。
なるほどなと思い、密かに中学受験に関する事を必死に調べつつ息子をヨイショする日々がスタートしました。

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