海へ

波飛沫が
頬に触れる
声が震えそうなほど
おびえている
毎日がわからなくなったから
私は私のことを
抱えきれないから
心だけでも
海へかえります

山の頂では
森の中では
水がわらったり
ながれたり
しています
きみはきっと
それを見つめるときが
くるでしょう
そして
それを想うときが
くるかもしれない
いつか 私は
土になってゆく
土に...
三月の水、海へ!

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