カウボーイにあこがれた。

僕はまだ二十歳
恋のかなしみも
知らない頃
僕はひそかに憧れていたのさ
ともだちには笑われちゃったけど
僕は
歌うカウボーイになりたかった
どんなときにも
真夏の海の風のような
爽やかな笑顔で
ギターを掻き鳴らす
あの人のようになりたかった
そう 僕は あの頃
どうしても
あの人みたいになりたかった
あの人みたいに歌ってみたかった

簡単な言葉と地平線のような
真っ直ぐなメロディで
僕らに元気と勇気と
つよいやさしさを
教えてくれた
気づかせてくれたのさ

ありがとう、カウボーイ
ありがとう、カウボーイ
来世になっても
とおくてちかいところで
僕のそばで
叫ぶように歌っておくれ
ありがとうカウボーイ
ありがとう
四人衆のカウボーイ
四人のかわいいひとたちよ

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