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現身の君|令和版百人一首 恋の巻【他の部】

現身の
君通らざりし
我が軀
なお身中に
君宿したり

うつしみの
きみとおらざりし
わがからだ
なおしんちゅうに
きみやどしたり

【心訳】
生きているときの生身の軀では、私の軀を通って行かなかったあなた。
あなたを愛の軀で包みたいと願っていたこの軀は、今もなお、真ん中の一番柔らかいところで、
あなたを包み抱き続けています。

┈┈┈┈┈┈┈┈┈⿻*.·

一応、ノンフィクションの恋愛小説を連載し、三羽様に通読いただいている身として、やっとエントリーさせていただきました。

短歌には初チャレンジでしたので、三十一文字に納めることに思いのほか苦心しました。もっと含蓄の深い言葉があるような気がしますが、限界。ネットで「○○ 言い換え」というワードで検索してしまうボキャ貧でした。言葉が浮き上がってくるようになりたいです。貴重な体験をありがとうございました。

三羽さま、よろしくお願いいたします。


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