私とvtuberの出会い

はじめに

 この文章は自分とvtuberの出会いをだらだらと書き連ねたものです。特に伝えたい内容とかはないですが、これからnoteでvtuberのことを書くにあたって根元となる部分だとは感じたので一度まとめることにしました。

最初の出会い

 自分のvtuber との出会いはちょっと変なところから始まる。
 2022年の2月。いつもの通り友達と深夜に駄弁るためにLINE通話を起動した。すると2人の友人がなにやら盛り上がっている、聞くとホロライブ?とかいう事務所のvtuber?が彼氏がいるとかで炎上したのだと言う。友達のうち1人は彼女の熱心なファンだったようでかなり取り乱していた(彼氏いることよりむしろ炎上で引退するかもしれないことに)。
 その時の自分はしょうもない日常として流していたのだが彼の落ち込みが一通りでなかったので私は「ほう、かように落ち込むほど熱中できる"ぶいちゅうばぁ"とはいかようなものか」と興味を持った。これが自分とvtuberの出会いである。
 さて友人たちもやっぱりオタク、自分が好きなものに興味を持った身内がいれば優しく引きずり込もうとするのである。ミリしらホロライブをやったり「切り抜きからでいいから見ようよ」など勧誘を受けた。この頃の自分の心は2つ。まずはvtuberに対してネガティブな気持ち。そもそも出会いが炎上事件だったし、そうでなくてもネット上ではやれバーチャルキャバクラだV豚信者だなどなど「vtuber推してるやつは底辺弱者男性」というのは周知の事実である。
 しかしながら私も古くて面倒くさいオタク、食わず嫌いはできない性分。「一回見てみるかぁ~」という気持ちにはなっていた。ちなみにこの時友人からは切り抜きを薦められたが自分としては切り抜きを見る気はまったくなかった。配信こそが原作であって切り抜きは第三者によって編集されたスピンオフ、vtuberがどんなものか判断するには配信を見る以外ない、と考えていた。(今でも半分正解だと思っている。少なくとも配信と切り抜きはまったく別物である)

思えばこの時

 22年の4月、ようやくちゃんと配信を初めて見ることになる。ゲームタイトルは「ELDEN RING」タレントは「博衣こより」。レアルカリアを攻略しレナラに挑もうというところだった。この配信を選んだ経緯としては、まずソウルライクが好きだということ。エルデンリングも発売日に買って既にクリア済みだったし「自分でやったゲームで話題作だから見やすいだろ」ぐらいの感覚。後はYouTubeつけた時にたまたま配信していたからとかそんなに感じで見始めた。

 衝撃を受けた。

 まったく未知の未体験の空間がそこにあった。エルデンリングは確かに高難易度のいわゆる死にゲーだ。しかし(自分はソウルライク経験者だがそうだとしても)レナラはそこまで強力なボスだとは感じてなかった。まあかなりめんどくさいけどまったく勝てないボスではないかなぁと。
 だが博衣こよりは違った。死にまくる、死ぬと叫ぶ、死んでなくても叫ぶ。めっちゃ下手、プレイの上達もボスに合わせた改善も見られない。ただがむしゃらに突っ込んで、死ぬ。
 これまで自分が見てきたゲーム動画・配信はほとんど編集されたものかある程度うまいプレイのものだけだった。「vtuberってこんなにゲーム下手なのかよ!」
 コメント欄もびっくりだ。応援と励まし、まあまともなアドバイス、まったく的外れなアドバイス、無意味な嘲笑、その他いろいろ。先ほどこれまで自分が見てきたものはうまい編集されたゲーム実況だけと述べたが、正確にはニコニコ動画の民だった。ニコ動のコメントは既に投稿された動画につけるものなので、それが投稿者に届くことはない(わざわざ見に行かない限り)。過去の投稿者にどう言っても仕方ないのでアドバイスとかは少ないし、独自の文化でテンプレ化されたコメントが多いものだ。だがYouTubeの配信は違う。明確に届ける相手がいて、そして実際に届くのだ。まさにカオス、玉石どころか草や土やダイアモンドまで混淆しているコメント欄。ただしこのほとんどは博衣こよりに届くことはなかったようだ。後から知ることだが過度なアドバイスはマナー違反らしいし、そうでなくてもあの時のこよりのメンタルとエルデンリングに関する知識量では90%は理解でなかっただろう。結局その配信ではレナラを倒すことはできずほとんど泣きそうになりながら配信が終了した。

そして沼へ

 パソコンの前に取り残された私は呆然と、しかしちょっとニヤニヤしながら「おもしれぇ女…」と。思えばこの時既に致死量のコヨリニウムを浴びていたのだろう。
 ちなみにゲームがとても下手なことに嫌悪感はなかった。下手な人は徹底的に思いもよらないぐらい下手だと知っていたからである(ゼルダとかわかりやすいけど水を凍らせると橋になるとか、おでこの光ってるところが弱点とかわからない人はいっぱいいる。むしろ自分そういうゲーム知識をどこで得たのだろう?)。
 後はここから「レナラ倒すのは見るか」「ELDEN RINGは見るか」「他の配信も見るか」とお察しの通りである。しかし自分にとってvtuberを推すこと、いやそもそも何かを"推す"という行為が初めてだったため、この後いろいろ試し、悩み、こんなnoteを書くに至るのである。

最後にちょっと

 vtuberを見る前と後で印象が変わったことを軽くならべようと思う。ただし私はほとんどホロライブとわずかな個人勢しか見ていないためめっちゃ偏りがありますが了承ください。

「Vはスパチャで搾取するバーチャルキャバクラ」
→少なくともタレントが配信でスパチャを煽ることはない。しかしオタクは脳が焼ききれているので金を払いたがる。
「vtuberはメンヘラ承認欲求モンスター」
→人にもよるが案外普通。そもそもネットで活動しようと思い立ってそれを実行するようなやつは大概変人である。
「V推してるやつは底辺弱者男性」
→これはワンチャンあってる。勘違いキモオタはめっちゃいる。オタクはキモいものだけどそれでもV豚はちょっと一線を越えてる気がする。(ここは考えがまとまったら記事にするかも)

めちゃくちゃ長くなってしまいましたが、これからもより良いvtuberとのつきあい方を考えるために思考と言語化、それの表現をしようと思います。


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