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強度を失ったJOYFUL LOVE日向坂46「Happy Smile Tour 2022」感想

日向坂46の全国ツアーが開催され、運良く当てた愛知、神奈川公演に参戦。

念願の東京ドームを終え、渡邉美穂、宮田愛萌(予定)の卒業、4期生の加入と今グループは転換期を迎えている中での全国ツアーとなる。ケヤフェスの時にも感じたが、ひな誕祭の前と後で楽曲の役割が変わってきていると肌で感じたのでその感想を。
フォーメーションで見たい曲がファンサ曲に
ファンサ曲で充分な曲がフォーメーションで披露と私の思惑とは逆に、、、

以下ネタバレ含みますのでご注意ください


セトリ

Overture
1. My fans
2. 誰よりも高く跳べ(NO WAR in the future)
3. キツネ 
4. 耳に落ちる涙
5. 君のため何ができるだろう
6. 僕なんか
7. 飛行機雲ができる理由
8. 君しか勝たん
9. ゴーフルと君
10. アザトカワイイ (ソンナコトナイヨ)
11. 真夜中の懺悔大会
12. 恋した魚は空を飛ぶ 
13. アディショナルタイム
14. ってか
15. 月と星が踊るMidnight
16. 知らないうちに愛されていた
~アンコール~
17. ドラミソラシド(キュン)
18. JOYFUL LOVE
19. 日向坂
https://www.livefans.jp/events/1452406

1.聖域my fans

overture後、白いフードを被ったまま現れ踊る少女たちは今にも避雷針を披露しそうな雰囲気を醸し出し今回のライブは少し違うぞ期待したが"my fans"の不意打ちに終わった。少なくとも膨大な夢をやるべきだったと思う。"my fans"は誰に支持されているのか何度聞いてもわからない。やるならサクッと終わられせてほしいが必ず盛大なフリからこの曲は始まる。さあ皆様お待ちかねの"my fans"ですよと、、、
しかし、先日のひなあいの盛り上がるライブ曲3位に選出されていたため聖域の一つだろう
耳が腐っているのか心配になった。

2.耳に落ちる涙

"DCDL"以来の"耳に落ちる涙"はまさかのハーフサイズ、グループ屈指の歌唱力を持つ"加藤史帆"の「コーヒー飲んだせいかやけに目が冴えていて」のソロ歌唱を聴かせない演出に憤りを感じたが久しぶりに聴けただけ良しとした。

3.僕なんか、飛行機雲

"ケヤフェス"では席に恵まれず、豆粒サイズでしか見れなかったが今回は肉眼で見ることができた。
7thの曲は全体的に好みの曲が多く、毎回このレベルの楽曲を提供してくれと思った。
"小坂菜緒"のコンディションも良く楽曲を絞っての参加だったが彼女にしか出せない儚さ、オーラを感じることができた。彼女が立つとグループが引き締まる。

4.アザトカワイイ、君しか勝たん

"青春の馬"こそグループが進むべき道とメンバー、ファン誰もが信じた直後に落とされた爆弾
ヘンテコワードでバズろうとしたのか、とにかくダサすぎる(メロディはまあ悪くない)。ひらがな時代のソロ曲(男友達だから、わずかな光)を知らないのだろうか。

5.懺悔センター

残念ながら、肩の痛みにより"潮紗理奈"はツアーの不参加が続いている。そんな懺悔センターが務めるこの曲が披露されると前列の"潮紗理奈"オタクは号泣していた。センターを開けてまで披露する必要があるのか、はたまたメンバー愛を感じることができた涙なのか彼女の真意はわからない。

6.金村TIME

ここから"恋魚、アディショナルタイム、ってか"の3連発で全てセンターを務めた"金村美玖"、ライブのたびに思うが彼女の体力は凄まじい。あの一際細い体のどこに蓄えているのか、不屈の精神力に支えらているのか、チア企画の時もそうだがきつい時こそ全力で挑む。彼女はグループ1アイドルを楽しんでいると思う。
恋魚は体調に問題がある丹生、小坂が別部隊として参加させる工夫が見られたの良かったが、7thが終われば披露する必要はないと思う。7thで唯一好きになれない曲で、渡邉美穂最後の曲に相応しい曲があったのではないかと今でも悔やまれる。

7.新センター誕生

歴代センター発表VTRが流れ、8th "月と星が踊るmidnight"のセンターが"齊藤京子"と発表された。
正直、彼女のセンターは6thのタイミングで来ると思っていたが随分時間がかかった。彼女ほどの貢献度でセンター0は不当だと思っていたので良かったと思う。肝心の楽曲は会場の音響のせいか歌詞が一言一句入ってた来なかった。後のMVや音楽番組で確認したが可もなく不可もなくという感想だ。グループ1の歌唱力を持つ彼女をイカす方法はもっとあったのではないか、、、
今回のシングルは珍しく表題が一番良かった。
カップリングは全て駄曲で"ひなくり"で披露されると思うと頭が痛い。

8.いつの日か歌える日を

アンコール前に固定されている"知らないうちに愛されていた"はメンバーと一緒になって歌える箇所がある、耳汚しでしかないコールは嫌いだが合唱は好きだ。"がなくり"での"車輪が軋むように君が泣く"での合唱は忘れない。いつの日か一緒に歌える日を夢見てオタクを続けるとしよう。

9.強度を失ったJOYFUL LOVE

念願の東京ドームライブである"ひな誕祭"で最高の瞬間は間違いなく"JOYFUL LOVE"だった。
照明を完全に落とし虹の橋を渡るメンバー、スティックバルーンではなく自然に起きた拍手、トロッコに乗りながらの披露が多かった中で正規フォーメーションでの披露となった。
グループとファンとの言わなくても伝わる絆、全てが完璧な演出だった。
しかし、"ひな誕祭"後、この神聖な曲がまたトロッコ曲に成り下がっている。
"ひな誕祭"にはなかった"佐々木久美"の「皆さんが作る虹を見せてください」この一言が興醒めだ。
言われなくてもオタクは虹を作る。東京ドームでは虹を作れなど言われなかった。拍手も自然に起きた。トロッコでファンサする必要もない。

見つめた瞬間ふいに言葉は邪魔になる
心はとっくに通じているかもしれない
日向坂46 JOYFUL LOVE

信じてほしいこの曲が持つ力を言われなくても虹は作る。

10.まとめ

"ケヤフェス“から放水が消えただけでほとんど変わり映えのないライブだった。体調面に不安が残るメンバーが多いためのせいなのかトロッコ曲、ファンサ曲が多い印象だ。フォーメーションで披露される曲が好きなため、全体的に物足りないツアーとなったが、そういうメンバーのために工夫がされているライブとも言える。
しかし、このように披露されるなら"JOYFUL LOVE"は"約束の卵"のように封印すべきだと思う。まるで強度がない、節目のライブだけで披露すればいいと感じた。


おまけ

"日向坂で会いましょう"のアンケート結果から見るにオタクはパフォーマンスではなく、レスを貰いにライブに行っているのだろう。
全て寄りの映像でいいなど言語道断だ。
しかし、そういうスタンスの方が健全ではあるのかもしれない。
大半のオタクからすれば大満足なツアーとなっているはずだ。
4期生が加わり初めてのライブとなるであろうひなくりを楽しみに待つとしよう。
そしてJOYFUL LOVEの行く末は、、、

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