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天国とはどんな喜びがある場所なのか②

結婚愛 No.3

 前に投稿した「天国とはどんな喜びがある場所なのか①」の続きです。こちらからお読みの方は、そちらからお読み下さい。

 精霊界の北方から来たグループは「天国の喜び」と「永遠の幸せ」について、次のように自分たちの考えを発表しました。
・天国は、私たちの上にあり、天国には「あらゆる祝祭」と「あらゆる歓楽(※)」があります。

※物質的な欲望を満足させて楽しい思いをすること

・天国に入ると、人はそのような「あらゆる祝祭」と「あらゆる歓楽」の状態に入れられるため、あらゆる喜びに満ち溢れます。

 精霊界の北方から来たもう一つのグループは、次のような考えを発表しました。
・天国の喜びと永遠の幸せとは「天使たちと精一杯、幅広くお付き合いし、彼らと精一杯楽しく語り合うこと」です。そうすれば、いつも顔が喜びで輝き、面白く機知に富む話題で皆、愛らしい微笑みに溢れます。


 続けて、精霊界の西方から来たグループは、次のように発表しました。
・天国の喜びと永遠の幸せとは「アブラハム、イサク、ヤコブなどの聖人とともに食事すること」以外にはあり得ません。

・彼ら聖人との食卓には、美味や珍味のご馳走があり、普通のお酒や高級酒が並んでいます。

・祝宴の後、若い男女がバンドや管楽器にあわせてダンスをし、ゲームやコーラスをやります。その間、この上なく麗しい歌声が流れます。

・夕方になると、俳優たちが演じる観劇を鑑賞します。その後また宴会です。それが毎日のようにいつまでも続きます。

 続けて、精霊界の西方から来たもう一つのグループは、次のような考えを発表しました。
・天国の喜びとは「楽園の喜び」です。それは東から西、南から北へと広がり、そこには果樹が茂り、美しい花が咲き乱れ、中央には壮大な生命の木があり、その周囲に祝福された者たちが座って、美味しい果物を食べ、芳香を放つ花環で身を飾ります。

・このような春の息吹が日々、無限の変化をしながら、永遠に続きます。このような永遠に咲く美しい花に囲まれ、いつも温暖な春の陽気に包まれて、毎日に新鮮な喜びを感じるだけです。これこそが楽園の状態で、地上から天国に移ってきたということです。

・・・この続きはまた次回以降で記します!お楽しみに~。

【神保慶明の解説・補足コメント】
 いよいよ、精霊界から集められた知者たちの「天国の喜び」と「永遠の幸せ」をどう考えるかの発表が始まりました。

 大まかに纏めると、北方と西方の出身の知者たち4グループが、次のように「天国の喜び」と「永遠の幸せ」を考えていると発表しました。

1.祝いの祭りをしたり、物質的な欲望を満足させて楽しい思いをして喜ぶこと
2.天使たちと盛んに付き合い、楽しくおしゃべりを続けること
3.聖人と食事したり、観劇や宴会を毎日のように続けること
4.果樹や花々、芳香、果物に満ち溢れた、春の陽気を感じる楽園で毎日、新鮮な喜びを感じ続けること

 さて、あなたはどう感じたでしょうか?

 私は、何か「形から入るような天国とその幸せ」のように感じました。

 一時的には楽しいのかもしれませんが、毎日ずっと、聖人のような方と豪華なご馳走を食べ続けたり、ダンスや宴会を続けたり、天使と談笑し続けたりしたら、あなたは本当に楽しいですか?次第に虚しさを感じてきたり、それに飽きたりしないでしょうか?

 それとも、あなたの考えていた天国のイメージにぴったりマッチしたものだったでしょうか?

 これからもまだまだ別のグループの発表は続きます。

 あなたご自身のイメージを膨らませながら、次回以降にもご期待下さい。

※最後に、サポートボタンや♥ボタンをプチっとよろしくお願いします!

※静思社刊「霊界日記」表紙からの一部、抜粋・編集
・偉大な評論家オーガスト・ストリンドベルグいわく 
「スウェーデンボルグの思想体系は一切を抱擁している。彼は私の疑問の一切に答えてくれた」

 

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