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黄金時代に生きた人々の結婚愛③

結婚愛 No.75

 前に投稿した「黄金時代に生きた人々の結婚愛②」の続きです。こちらからお読みの方は、そちらからお読み下さい。

 私スウェーデンボルグは、幕屋一帯の中央にある丘の上に、大きな光が漂っているのを見ました。

 それで、私は「あの光はどこから来ているのですか?」と案内役の天使に尋ねました。

 すると、案内役の天使は「私たちの礼拝が行われる幕屋の聖所からです」と言います。

 それから、私は、近づいて良いかと聞くと、良いとのことだったので、近づいて見ると、シナイ山上でモーセに示された後、砂漠(荒野)でイスラエル民族のため建てられた幕屋と、内外ともまったく同じような幕屋がありました。

 私は「光があんなふうに出ているのは、あの聖所に何があるのですか?」と尋ねると、案内役の天使は「『エホバと天国とのあいだの契約』と刻まれた石板があります」との答えしか聞かせてもらえませんでした。

 そこを立ち去る準備も整い、私は「あなた方が地上にいた時、どなたか多くの妻と生活なさった方がおられますか?」と尋ねました。

 すると、次のように答えました。
・そんな人は一人も知りません。

・多妻など思いもよりませんでした。

・多妻を考えた者たちが、私たちに言ったことは、自分たちの魂が味わっていた天上の至福が、内奥部から身体の末端部である爪にまで逃げていって、それと一緒に男性としての尊厳まで失われてしまったということです。

・彼らはそれが感じ取られた時、この地から放逐されました。


 そう言ってから、その男の人は自分の幕屋に走っていき、ザクロを手にして戻ってきました。その中には黄金(金製)のタネが沢山入っていました。

 その黄金のタネをくれましたので、私はそれを持ち帰りました。その黄金のタネは私にとって、黄金時代に生きていた人たちと一緒に過ごした証になりました。

 私たちは平和(平安)の挨拶をした後、そこを去り、家に戻りました。


【神保慶明の解説・補足コメント】 
 黄金時代での体験は、一旦ここで終わりです。

 光を放っている源は「石版」というのは意外でした!

 黄金時代の彼らは、多妻のことを考えただけでも、至福の喜びが失われ、性的な能力が不能となり、仲間の社会から追放されてしまったようです。

 「牧場に大勢の裸の美女を放って、追いかけて手籠めにするのが夢」だと語る斎藤一人さんが本心でそれを語っているとすれば、いくら大金持ちの彼でも、すぐ追放されてしまいそうですね(笑)。

 私も最後に、スウェーデンボルグが、黄金時代の男性からプレゼントされた黄金(金製)のタネを手にしてみたいものです。

 さぁ、次回からは「白銀時代に生きた人々の結婚愛」の体験が始まります。

 あなたご自身のイメージを膨らませながら、次回以降にもご期待下さい。

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※スヴェーデンボリ出版物からの一部、抜粋・編集
・スウェーデンの詩人で形而上学者トリルドいわく
「広大で、完成した学識、国民に名誉と栄光をもたらし、自分の道徳に対する真の使徒らしい単純さと純粋さによって自分の才能への尊敬を保ち続けた人物」

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