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やりたいことが出来る環境

所謂「福祉」の仕事をしている。
福祉職全般に言えるが、こういった仕事においては人を相手にするので、守秘義務といったところである程度の情報は伏せて書かなければならない。
それでもこのテーマについて書きたいと思ったのは、やりたいことが出来るそこそこに楽しい環境であるということを誰かに伝えてみたかったからだ。
とりあえず「福祉職」という表現に留めて本文を書き進めていこうと思う。


まずこういった仕事については人を相手にするわけで、そこそこに距離感の近い関係性を構築する必要がある。
本来他人であった人と家族に近い関係性で接するには、アプローチの仕方が重要になるが、とりわけ私はそういったことが苦手ではないようだ。

というのも、私は趣味が多く(節操がないとも言えるが・・・)ある程度の人に対して、その人の興味や趣味といったところに話を合わせることが出来る。
ゲームやアニメ、自転車やキャンプ、釣りに音楽。
節操なく趣味を持つことに自分で困っていたが、決して少なくない人と接する仕事においてはそこそこの武器になる要素だと感じた。

そういった趣味の話から関係性を構築してから、発展して一緒に趣味をやってみることも出来るのがこの仕事の良いところだ。
業務時間中に釣りが出来る、雨であれば合法的にゲームが出来る。
それをすることでより良い関係性が出来ていく。


ただ、楽しいことばかりではなくてもちろん辛いこともある。
例えば、困っていることを中々言い出せずに自身の中に溜め込み、その溜め込んだものは自身では発散出来ずに結果として粗暴行為へ発展する人や、希死念慮を抱えた人だっている。

そういった人達へのアプローチを考えていかなければいけないが、これが難しい。
以前同じような事例で効果が出たアプローチをしてみても、効果が出なかったり、より激化してしまうことだってある。
日々これで頭を悩ませている。

しかし、沢山考えて部署内でアプローチを構築して行なってみて効果が出た時の達成感は、何にも変え難いものがある。
こういったところでも喜びを感じられるのは、天職といっていいかわからないが、向いてないわけではないのだなと思っている。


現状、福祉の現場にはネガティブなイメージが多いようだが、こういった楽しいこと、嬉しいことがあることも世間に知ってほしいなと。

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