見出し画像

詩「セイタカアワダチソウ」


澄んだ青空には
渋い山吹色が良く映える
秋の切り取った写真のどこにでも
あなたがいるから
無視できないね

私が信じてしまっていた話は
別の人の真実だった
あなたの前で深呼吸は出来ないと思って
必死に我慢していた
よく知りもしないで
そういう話が
この惑星ほしには沢山あるね
殆どの事を知らないまま
終わりがやって来るのかな?
私は、いつも
色んな事を情報だけで
知った気になっている
(日本で、あなたが代萩と呼ばれていたのも知らなかった)

お茶でも飲んで
リラックスしましょう
あなたの香りがする
居心地が良くて
ついつい眠たくなる
寝ている間の仮初の快楽に
自分を乗っ取られる

目が覚めたら
私の心の中は
山吹色で埋め尽くされていた
広まってしまうのは一瞬だから…

根がしっかりと生えているものだから
簡単には忘れさせてはくれなかった

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?