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ウクライナ情勢とトルコの関係

動画

ウクライナ情勢、守り切れるのかどうか、結構あやしい感じになってきてます。それに関連して、私、こんな動画見たんです。

購入計画

これによると、ウクライナはトルコから無人攻撃機バイラクタルTB2を6機購入していて、さらに2022年に追加で24機購入する予定で、さらには追加で48機をウクライナ国内で生産する予定であったそうです。

無人攻撃機とは言っても、トルコ製じゃ、微妙なんじゃないの?と思われそうですが、いやいや、実はトルコって無人攻撃機の分野では世界最先端を行ってるそうです。シリアの反体制派を支援するかどうかで、他のNATO加盟国と対応が分かれたことで、NATO各国から武器の輸入が制限されるようになり、それで、自国内で兵器を開発する流れが加速したことで、無人機の生産へとつながったそうです。

特に無人機での実戦経験って意味ではトルコはダントツらしいです。有名になったのは、アルメニア対アゼルバイジャンの紛争で使われた時らしいです。

ナゴルノ・カラバフ紛争

トルコとアゼルバイジャンは両方ともトルコ系の民族で、言葉も方言レベルの違いで、そのままでも結構通じるらしいです。アルメニアはトルコとアゼルバイジャンの間に位置するキリスト教の国で、アゼルバイジャンとはナゴルノ・カラバフって地域を争ってる感じです。アルメニアのほうがアゼルバイジャンの人口の3分の1しか居ないのに、少し前まではナゴルノ・カラバフっていう所を占領できてたんですが、それが無人攻撃機をうまく使った最近の戦闘でアゼルバイジャンが取り返したんだそうです。元々、アルメニアが占領できてたのは、ソ連の協力の影響だったようです。アゼルバイジャンは石油で儲かってるので、ソ連としては、ちょっとアゼルバイジャンの勢いをそいでおく必要があるってことで、アルメニアのほうに協力していたという経緯だそうです。

購入済みの6機のうち健在なのは4機のみ

ウクライナが保有していた6機のうち、2機はロシア軍によって撃墜されたそうです。

24機は納入されるのか?

もし、ウクライナが発注してあった24機が今からでも、ちゃんと納入されたら、結構、形勢逆転できると思うんですけどね。実際、トルコには100機在庫があるので、それを渡せばいいだけです。「もう、先にお代のほうは頂いてたんで~。てへぺろ。。」とかって言って、渡しちゃえばいいと思うんですけどね。

バイラクタルTB2は上空6000メートルの位置から精密に対空砲などを爆撃することができるそうです。そんな上空だったら、とても肉眼じゃ見えなさそうです。24機もあったら、キエフに配備すれば、キエフ北方のロシア軍の車列の中にある、対空砲を全て破壊することもできるんじゃないかな。

無人機はマジでヤバい

対空砲とかを狙っているだけであれば、効果的な使い方、と思われそうですが、実は、人を狙えるレベルで標的を望遠レンズで撮影する能力が高いようです。ナゴルノ・カラバフ紛争では、アゼルバイジャン側の陣地で、遠隔操作してる様子の動画がYouTubeに上がってたりします。

この動画によると、十数人のアルメニア兵がたむろしてる所にミサイルを撃ち込んで、「おお~~!」と盛り上がってる様子がうかがえます。結構、エグイですね。こんなものが24機も配備されていたら、ロシアも侵攻をためらったかもしれませんね。そうならないように、オリンピック期間だろうが、なんだろうが、侵攻を急いだのかもしれません。

ちなみに、TB2は、ポーランドも購入してるそうで、今後ロシアの脅威が増して来れば、東欧で購入する国も増えるかもしれませんね。

おわりに

ウクライナは生き残れるのかどうか、トルコの動きが気になりますね。

つづく。。

追記

冒頭に貼った動画が出た翌日に、バイラクタル24機は納入されてたようです。どうりでロシア軍の進軍がはかどらないわけです。


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