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仔犬のいる生活

待ちに待った仔犬が家族に加わってはや3週間が経った。

子供の頃に飼っていた三河秋田犬の鉄五郎以来、仔犬を育てるのは初めてだ。実家では何匹もその後犬を飼ってはいるが、ニューヨークに住む私が会う時には大きくなってることが多かったのでこれが2匹目の仔犬だ。そして大人になって自分で飼う初めての仔犬である。子供が生まれる前にもシェルターで引き取った犬を仔犬から飼ったのだが、すでに推定年齢5、6ヶ月の子だったので、比較的楽であった。今回の仔犬は8週間、つまり生後2ヶ月でやって来た。ちなみにこれが業界の標準らしい。

実は毎日のように日記を書けるかと思ったのだが、そうは問屋がおろさなかった。とにかく手間がかかることこの上ない。もちろん個体差はあると思う。あと日本のように外で飼う場合ならそこまでトイレトレーニングの心配はないだろう。私も鉄五郎のトイレトレーニングは特にした覚えがなく、散歩に行く時に次第にまとめてするようになった感じで何の苦労もなかった。両親にはあったのかもしれないが、外なので、目くじらを立てるわけではない。

まずこの月齢だと膀胱が小さいので、おしっこは2時間に1度と言われている。幾ら何でも夜中も2時間に1度外に連れ出すのは至難の技なので、おしっこ用パッドも用意した。飼う前に研究したビデオや本の情報によると、夜はクレートに入れ、そこで寝させて、おしっこの為に夜中数回外に出す、と言うことだった。しかし初日からココがクレートに入れる前からクンクン泣くので、買ってあったふわふわのクッションを出して乗せたら大人しく寝てしまった。夜数回外に連れて行ったが、外でおしっこはする時としない時があり、しかし回数は多いので、油断するとパッドの上やパッドの横で用を足している。ブリーダーさんが言うようにウンチだけは外でする習慣ができていたようだった。午前2時、4時、6時に連れ出す、と言うスケジュールに私と夫は目にクマができる毎日だった。絶対私が世話をする、と言ってた娘は1日だけ夜連れて行ってくれ、あとは宿題が、とかバレエが、と言って逃げた。息子はもともと世話をする気がない。

子供が生まれる前飼っていたレスキュー犬チャーリーは、すでに推定年齢5−6ヶ月だったので、すんなりトイレトレーニングが完了してしまった。夜は寝る前に外で用を足させ、クレートに入れて朝起きてすぐに散歩すると言う方法である。寝床では用を足さないと言う犬の習性を利用した効率の良い方法で、日中の失敗は数回あったかもしれないが思い出せないほどスムーズだった。

ココはそうはいかない。結局クレートで寝させるのは今のところ諦めた。入れて寝ると、なき声がどんどん大きくなり、何十分も泣きやまない時点で、深夜2時にアパートの密集した地域なので、寝不足になった人たちに通報されるのは間違いない。クレートを好きにさせるトレーニングもやってはいたが、なにせ膀胱が小さすぎるのだ。夫が散歩をさせ、2回おしっこをしてから15分後にカーペットにする、と言うこともあった。これはもう少し大きくなるまで頻繁に外に出す方法と夜中はおしっこパッドを使う方法で乗り切ることにした。

3週間経った今は少しマシになりつつある。ただまだまだ散歩は日に5から8回と頻繁なのに、おしっこパッドでも2、3回は用を足しているので、油断ならない状況である。

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