セニョリータ
わたしはサフランとケチャップみたいなのを煮込んだ、リゾットが大好きだ
でもスペイン語圏には行ったことがない。
不思議だと思った。
食べたことのあるココナッツの味がもしかしたら相当以上に甘いかもしれない
それをしらない
わたしは雪国が好きで、厚着をして小さい頃からたまに出向いていた。
でもまあスペイン語圏を知らなかった
何故だろう考えても追いつかない理由の数々
まあ適当に考えたら
ビザの取り方が難しかったという点は浮かぶ
あとスペイン語を喋るかどうか?!
そう言ったところだろうか?
ラテンの国には少しだけいたことがあって、イタリアで迷子になったのだ!助けてくれたのは、自分よりも少し年上の中学生
「見慣れない顔だ」
一言そう言ってた
わたしは言語がとても好きで、実は囓りだけならば、バイリンガルはちょっと類じゃないかもしれない。言語のシャワーとかいうけど。ああいうのは好きな方だ。
その年上の中学生は小さめの金縁の聖書と数学のやたら難しい答えばかりの大人寄りの書物を持っていた。
こっちに来なさい。
安心できるから
わたしが動揺を軽くしているのを気づいていたのだろうか?
そこはユダヤ教徒の礼拝堂だった。
小さめの建物の一角にちょこんとある様な感じ
真っ昼間に汗だくで、歩いてきたものだから、少し飲み物が欲しくなってしまった。
ぬるま湯みたいなコップいっぱいの水を飲み干し周りを見る。
様々な格好
様々な匂い
そして何よりわたしを見る目であった。
イタリア語がわかるのかい。
1人のおじいさんが声をかけて来た。
こちらへおいで。
するとそこに
わたしの旅行相手の実のおじいちゃんが居たのだ!
わたしはおじいちゃんに何故か会釈をした
するとおじいちゃんは、イタリア語で、
申し訳ない。とひとこと言った。
そのあとユダヤ教徒の中だけで伝わる童話集みたいな書物を貰った。
今ではその書物は、とっても手元にありたいものだけど、人に渡してしまったなぁ。
どこまで届くかなぁ。
昔の千夜一夜。
そしてわたしのありふれた想像力
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