褒めるならすぐその場で…後悔するから。
たまに「お店へのメッセージ」などを返答を書いたうえでサッカー台の付近に貼り付けている店があります。
以前、「レジ係に愛想の悪い人がいる」みたいな投稿を見たことがあり、「あの人かな…」と想像がついたことがありました。
それを読んだ時の私、
でも その印象は正しいの?
愛想を要求するのは“普通”なの?
…と思いました。
たしかにパッと見た感じ特にレジ操作が早くも見えないし、他のレジ係と比べてしまうと声も平坦でとにかく硬い。初めてその人に当たった時は私もそんな印象を持ちました。
でも、数度やってもらったとき、会計時に気がつくとはにかんだような薄い笑顔。さらに何度か利用すると、動作は早くないけれど間違いが少なく、声は平坦だけど丁寧、実際の会計時間は忙しそうに動いている他の店員と差がないことに気づきました。
以後好感を持ち、その人がいるときはその人の列に並ぶようになっていました。
別にニコニコしてなくていいです。間違いが少なく丁寧なら。早ければさらに良し。
なので、サッカー台で買った物を袋に詰めながらその「愛想がない」投稿を読んだときは「名指しで褒め投稿しようかな!」と思いました。
にもかかわらず、ちょうど混んでいる時間帯だったこと、近くに投稿用紙が見当たらなかったこともあって、そのまま店を出てしまいました。
そのあと、しばらく行く機会がなく10日近く経ってその店に行った時はその方はおらず、以後見かけることがありません。
ああ、あの「愛想がない」で「君だよ」と言われてしまったのか、うわさされたのか、してしまったのではないか?
というのが心配で、書かなかったことが心残りです。
ただそれもこっちの勝手な想像で、実際は「もっと条件の良い仕事が見つかった」「家族の転勤で引っ越していってしまった」などの可能性もありますし、「あの人かな」と思うこと自体ちょっと失礼なのではありますが…
褒めそこなったことへの後悔の1エピソードとして目をつぶってください。
褒めることって「まぁ次でいいか」と思いがちです。
腹が立った時は勢いがあるので出そうと思えば簡単に出せる、でも嬉しい・褒めたいことがあった時は自分だけ満足してしまう……。できればそれは逆にしたい。でもすぐ忘れてしまう!
だからコトあるごとに唱えようと思います。