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【続いてる写経 807日め】〜やってみた、ESAT-J

今年度から東京都の中学3年生の受験必須科目となった、ESAT-J
どんなもんかと思って、プレテストのYouTubeを見てみました。

楽勝でした!と言いたかったのですが…。

難しいじゃん・・これ

テストはパートAからパートDまで、4つのパートがあり、それぞれの内容は以下の通り。

パートA:全2問、4行程度の短いスピーチを読み上げ
パートB:全4問、質問に答える問題が3問と、問いかける問題が1問
画面に表示された画像の情報をもとに答えや質問をする
パートC:4コマイラストの問題。画面に表示される1コマめから4コマめのすべてのイラストについて、ストーリーを英語で話す
パートD:英語で話される音声を聞いたうえで、質問に対する自分の考えとそう考える理由を英語で述べる

パートAとパートBはなんとかなるにしても、
パートCとパートDはいきなりハードル高くなりますね。

パートCは、4コマの説明をそれぞれ考えなくてはいけないし、それを考えたら、自分でその文章を読み上げなければいけないのです。
自分の知ってる単語や文法を駆使して、説明を組み立てる瞬発力が必要です。

パートDに至っては、自分の意見を述べなければいけません。
このプレテストでは、こんな海外からの問いかけに対して答えねばならんのです。

Hello. I heard on TV that students in Japan clean their
own schools. At my school, the school workers do that.
I’d like to hear your opinion on this. Who should clean
the school, and why do you think so? I’m waiting to hear
from you!

日本語訳すると、
「日本の学校って、生徒が自分たちで掃除するの?」
「俺らのところは業者入るよ、なんで自分らで掃除するのか意見聞かせて欲しいな?」

「I have no idea.」(知らんがな)
そもそーも、こんなん日本語でも、意見求められてすぐ答えられるかっ!!

ワタシが中学生だったら、そう言いたい。

しかも準備時間は1分。これは瞬発力も要る相当厳しいテストですわよ。

このテストのハードルは、英語力というよりも、思考力と日本語での表現力の問題が先に立つでしょう。
英語じゃないよ、日本語力だよ、必要なのは。
言葉の問題は、まず母語ありき。付け焼き刃の対策はできませんぜ。

なので、この対策を親がたててあげられるとすれば、
・日常的な話題に対して、日本語で自分の意見をもたせる
・自分の意見を、知ってる英語でどう表現するか考えさせる

意見と思考訓練、これがまず先でしょう。

一方、このテスト受けてみて思ったのは、
・中学生レベルの英語でも、立派に議論ができる
回答を見るとわかりました。
英語で意見するのは、ごくシンプルでいいのだと。なるほどね。

一緒に英語表現の学び直しと思って、やってみるしかなさそうです。


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