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【続いてる写経 972日め】〜”ネットワークビジネス”やる人の気持ち

今回お誘いがあったネットワークビジネスは、実は前ぶりがあったのでした。942日めで書いたプチセミナーがそれだったのです…。

(追記:ネットワークビジネスそのものは合法です。
今回のケースは、特定商取引に関する法律第33条の2 「その勧誘に係る商品又は役務の種類」を明示しないけないことに違反していると思われること書いています)

その時のセミナーは楽しかったので、その流れで直接会うことになったのです。以前はファッション関係の仕事を個人事業でやっている、明るくて好感をもてる人で、頑張っているご様子だったので、オンラインセミナーもお付き合いしたのですが…。

残念ながらこの数年で人が変わってしまったようでした。

ワタシ:「最近仕事どう?」
相手:「自分だけでやってることに限界があったから、今シェアサロンのお仕事しているの…1回500円でエステ試せるのだけど、良かったら試してみない?」
ワタシ「えー、500円!!すごい安いね、どうやってやってるの?」
相手:「母体が大きい会社だからその値段でできるみたい、場所は表参道と横浜なの、良かったら今度行ってみない? すごくいいの〜お肌プルプルになるよ〜」

ワタシ:「ファッションの仕事はどうなの?」
相手:「やっぱり個人で色々やる限界があって、今はスキンケアのアドバイザーが中心なの。この仕事のおかげで毎月収入が確保できるようになってきて、やっと安心できたんだ〜

どうやら個人事業に限界を感じ、ネットワークビジネスのほうに舵取りをきった様子です。やばいという勘が当たってしまった。
これは早く切り上げたいぞ。

前回紹介したマンガのように、やたらと一緒にやることを誘ってくる。
相手:「良かったら一緒にやらない〜?お肌きれいだから絶対やれると思うよ」
ワタシ:「いや、化粧品とかサプリメントとか、レッドオーシャンでしょ」
相手:「全然!!足りないくらいだよ〜」

ああ、あまりにもまんまで、だんだん苦笑で表情が固まってきたぞ…。

その他インスタのリール画像を見せて、
相手:「この前の仲間とこういったリールのお笑い画像作ってるんだ〜、今度一緒にやろうよ〜」

とにかく何でも仲間に引き込もうとしてくるのです。
何とかはぐらかし、料理の素晴らしさに話をシフトし、終了しました。

どうやら、彼女のように個人事業一本では厳しい状況の人が、同じ境遇の人でグループをつくり、バックエンドに大手ネットワークビジネスの商材を持つことで安定的収入を得ている様子です。

安定収入を得たいならば、普通に販売職に就けばいいのに?とか思ってしまったのですが、どうやらネットワークビジネスには夢が組み込まれている。なので「一緒にやろう〜!」と盛り上がれるようです。

・販売グループの仲間に入ることで孤独から解放され、友情と結束が得られる
・販売優秀者は海外での祝賀会に招待される
・実際そのような人たちを見ることで憧れができ、目標となり頑張れる

結果として、「仲間と自分の目標しか見えない状況」となる。

この点がマルチ商法の怖いところなのだと、よーくわかりました。
こちら側は商品をダイレクトに紹介してくれれば、まだ検討や納得も行きますけど、遠回しに正体を明かさないのが気持ちが悪くて仕方ない。

化粧品やサプリメントなど競合は沢山いるわけで、フツーに売っても売れない。高額商品を売るために販売奨励金をちらつかせ、「仲間」と「夢」をくっつける
うまい商売ですよね…。考えた人、黒い天才。

カラクリがわかったところで、彼女にもう会うことはないし、絶対強力はしませんが、気の毒な感じはしています。
彼女が夢から覚めること日は、あるのかなあ…?ま、知らんけど。


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