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【続いてる写経 1034日め】〜鬼はヒトの心の中に

今年は3年ぶりに再開される、節分会を体験したいと考えておりました。

各地での節分の豆まきの様子、報道で見た限り、大勢でぎゅうぎゅうと怖そうなイメージだったので、行こうと思ったことはありません。

なので、いきなり大きな神社は難しそうなので、氏神様の荻窪八幡様へ行ってみることにしました。

節分会の時間を確認するため電話してみたところ、14時半から。
「14時半にいらしても、すぐ終わってしまうのでお時間より前にいらしたほうがよろしいかと思います」
と、ご親切なアドバイス。

14時15分ごろ境内に到着し、お詣りの後に、神楽殿の前で待機。
到着した時は数人だった人数が、14時半近くになると近所の幼稚園生など50〜60人くらい集まっていたでしょうか。

徐々に前につまってくる人の気配…。
意気込みが伝わってきて、どことなく空気も張り詰めている…。

「とってやる!」と、袋を手にたい準備をする人たち。
はい、今日はワタシもちゃんとエコバッグ持参ですからね、臨戦体制ばっちりですよ。

14時半、宮司さんらが整列されて、お豆の入った枡を手に整列。

升を手に準備完了

「福は〜うち〜!」
「福は〜うち〜!」

「鬼は外」とは決して言わないのでした。

藤本宏人先生のこよみメールに、この日は
良い鬼が味方をしてくれる「鬼宿日」
よって、「鬼は外」は言わないようにと、アドバイスがあった通り!!

こよみメールの読者なのかしらん?

とか考えつつ、飛んでくるお豆やら何やらをキャッチしようとしました。
が、全然キャッチはできない…。

しかも、豆じゃない、何か大きいものも降って来てる!

正体は、ミカン…。
ミカンが投げられてくるとは思わなんだ!びっくりよん。

こんなものがあると、取るのは余計難しい。

空中キャッチを諦め、付近に落下したものを拾う戦法に切り替え
けれども、拾うのも一苦労で、かがんだ姿勢だとキャッチ組に押されるし、拾いもの同士も奪い合いになるし、これはもう豆拾いバトルロワイヤル

あともう少しで終了の段階で、宮司さんらの表情を見ると、マスク越しに
「なんか、すごい風景見ちゃったな…」的な苦笑いを感じました

そうですよね、さぞかし上から見たら、
「人の姿、かくもあさまし」、だったでしょう。

ワタシも必死になって、お豆ゲットに血道をあげていたあさましき自分に気づき、ハッとしたのです。

節分会とは、「自分の中の鬼を自覚する機会」なのかもしれないと。

けれども、これ、ちょっと面白い…。
年1回鬼を自覚しても良いではないか!
また来年も時間合えば来ようかな?

戦利品。破れたミカンの皮が戦闘の激しさを物語る…

そして、今年の節分も、無事に穴八幡宮様と、法生寺様のお札を貼り付け

実は節分会〜仕事のあと、衝撃的な映画を見たのですが、それについてはまた次回。

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