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【続いてる写経 1307日め】高野山での心配ごと


高野山2日め。

泊まった宿坊・大圓院さんのご住職が不在で、代理のかたが朝のお勤め

参加している大半は日本人でしたが、外国のかたも10人くらいいました。

ワタシの近くにいた西洋人の方は、まるでお葬式のときの子ども。
明らかに長い…いつ終わるの…退屈…という雰囲気。

護摩業ならば炎がメラメラ上がって、盛り上がりますが、お経だけだと辛いかと。
日本人でも大抵の人は辛いからね…。
ワタシも般若心経と一部のご真言しか知らないし…。

朝食のときに、隣の部屋だった男性と少し会話。タイから来て、高野山は初めてだけど、日本には京都、奈良など何度もきてるみたいでした。
高野山、日光みたいで良いね、といってました。

タイと聞いて納得。
どうも少しオネエっぽい雰囲気で、身体は大きいのに、仕草がなよっと可愛かったのです。
食事の仕方も日本通らしく、慣れていてとても上品でした。

アジア系の人とは何となく話しやすいなー。

本日は奥の院へ再び納経へ。
朝認めた分も含めて94枚。
御廟前は大混雑。朝は熱心な方が多いのか、読経の声が響いてます。

しかし自分としては落ち着かない…。
腑に落ちるまで般若心経を唱え続けてみたら、なんだか陽が差し込んだ心地がして、やっと祈念が届いた感覚がありました。

奥の院を戻ろうとすると、撮影禁止エリアで堂々とスマホ向ける外国人を発見。

思わず、No,Photo!!
と叫んでしまいました。
ここはカメラ警察にならざる得ない

なんとなく周囲もびっくりしてたので、撮影禁止とわかってない外国人客が多いとみた。

確かにあそこの注意書きは分かりにくいし、スルーされる可能性高そう。

きっと夜中は無法地帯なのではないか、、
警備員とかいないので、心配ですね。

奥の院から、メイン通りに戻ると人が多い‼️
こんなに人が歩いていて、臨時バスがガンガン走っている高野山初めてでした。

いつも閉まっていた光海珈琲、やっといただきました。

今回はまだ行ったことないところへ行く計画だったので、少し外れにある金剛三昧院へ。

一本入るととても静か。
先日鎌倉で学んできた金剛三昧院紅葉きれいで絶景でした。が、国宝の多宝塔がある割には少し寂れた雰囲気。
院内の四所明神社とか、重要文化財なのにボロボロなのです…。見晴台は新調されつつありましたが、全体的に追いついてない。

お賽銭箱にも300円寄進してねと、書いてあったのでせめてと思い入れてきました。 

有名なところなのに何故だろう❓
国宝を擁する寺院でも修繕費厳しいのかしら、心配ですね。

大師協会で奥の院御廟保存してもらう写経を納経し、霊宝館へ。
ここの快慶作の孔雀明王と四天王像が毎度毎度見るたびに素晴らしくて感激します。
霊宝館を出て、大門へ。

空海さんの書が扁額で飾られた山門。
夕陽の名所らしいですが、青空にも映えます。

道々お菓子などお土産や買い食いをしておりましたが、参与会の輪袈裟をかけているので、大抵は1割引き‼️
参与会は各所入場料はほぼフリーパスの上、
しかも金剛峯寺ではお香か匂い袋もプレゼントされるのです…。ありがたや。

カフェ雫で、これを食べないと帰れないこうやくん最中をいただき、今回も行きたいところ行って堪能した。

復路は京都行き高速バス。
高野山からの戻りはいちばんこれが楽。乗っていると奥の院のバス停付近で外国人観光客がバス停以外の場所から話しかけてきた。運転手さんちゃんと対応。
優しい…。外国人観光客、自由だなぁ…。

最後に大門通過時に夕焼け。

今回高野山にいる時、初めて一度も雨が降らなかったのです。

高野山に雨が降るとき、お大師様が帰ってきている

と言われているので、今回は高野山に空海さん戻ってなかったのかなぁ。

それでも、こんなに青空が美しく、気候も快適、見頃の高野山を堪能させていただけたのは、空海さんのお導きと思いました

報恩謝徳。南無大師遍照金剛。

写真は後ほど差し込む予定

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