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【続いてる写経 904日め】〜日本の「般若心経」ポップス事情

前回書いた通り、意外にも中華圏で「般若心経」がポップソングとなっていることを知り、わが日本ではどうなんだろう?とYouTubeを漁ってみました。

すると、僧侶❌音楽家として活躍中の薬師寺寛邦さんのものが多数出てきました。
四国でのお遍路など、色々なバージョンが紹介され、それぞれ映像も素晴らしくて旅気分も堪能できます。個人的には撮影は京都・嵐山の天龍寺でダンサーの方とコラボしている映像が好きです。

一般的に般若心経の読経を流しているだけで、場の浄化や、心身の浄化など色々と効果があると言われています。
こうやって音楽と一緒になった般若心経をずっと聴いていると、なんだか意識が遠のき、トランス状態になっていく感覚があります

このライブ映像を観ていると、思わず手を合わせて唱えているお客さんの様子が普通のライブではみられない感じ。

ほかにも赤坂陽月さんという方がいらして、この方のプロフィールを拝見しますと「口から出るあらゆる音を使って音楽を表現するヒューマンビートボクサーとして、ニューヨークをはじめ世界8都市での音楽活動を経て禅僧となる」とあります。要するに、ヒューマンビートボクサー→禅僧と、音楽家のキャリアが先。
海外では仏教=禅と結びついているのもあり、世界的にファンが多い模様。

ただ、双方とも般若心経の日本語お経を基本として、トラックに乗せている感じなのでメロディをつけているというのではないのです。
その意味では、フェイ・ウォンさんの曲のほうが斬新かもしれません。

しかしながら、日本にはまだすごい人がいました。
つのだ☆ひろさんです。
なんと、般若心経をベートーヴェンの第九のメロディにのせ、ゴスペル調で歌っているのでございます!!
題してゴスペル風「般若心経」。クラシック屈指の名曲と是無上呪のお経コラボ。

しかも”ぎゃーていぎゃーてい”部分のゴスペル調がまたカッコいい。
つのださんの歌のノリに、思わずハンドクラップしたくなります。
元気が出る般若心経という点で、即効性ピカ一です!!

これだけあれば、一日中般若心経ミュージックをBGMにお仕事も可能ですね。

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