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【続いてる写経 1534日め】”青い鳥”はすぐそばにいるわけで

ワタシの住む西荻窪では、身近にあるお寺は、⚪︎⚪︎寺と書かれていても、
コンクリートの建物っだったり、民家だったり。
およそ広く開かれている感じがしないところが多いです。

お寺=祭事場という雰囲気

神社のように気軽に誰もがふらっといって、ふらっとお詣りする場所のように思えず。

けれども、ここはもう一度振り返って探索してみたところ、、

荻窪でもっとも古いお寺、光明院がヒット。
いつも荻窪行くとき通過してるけど、中央線を挟む南北の通路のイメージしかありませんでした。

ところが、縁起を良くよむと、

当寺の縁起によれば、

本尊千手観音は、行基菩薩の真作にして、
和銅元年(708年)某行者尊像を笈してこの地を通るや、
不思議にも尊像重くして、歩くこと能わず、
行者思ふに、尊像此の地に縁ありと、附近一体に繁茂せる蘆荻を刈りて、
草堂を営み、佛を安置し草堂(荻寺)と名付けた。
爾来此の地一帯を荻窪と称す

http://komyoin.com/index.html

いきなり行基菩薩!!大物の名前が出てびっくり!

近鉄奈良駅前におわする行基様
もう少しアップ



要はこの光明院の縁起、行基菩薩が彫った千手観音様を背負った行者が、この場所で動けなくなったので、ここに庵を作ったということのよう。

行基様は飛鳥〜奈良時代、各地で仏教の布教をし、東大寺の大仏の開眼を行った大僧正。
役行者や空海さん並みに、各地でお名前を見かける方でございます。
高尾山の薬王院も、開山は行基菩薩と言われてます。

ただし、HPの別の紹介をみると、

ご本尊は千手観音座像(推定南北朝時代作・1300年)です。

http://komyoin.com/facilities/facilities.html

どうやら行基作の千手観音像は”伝説”っぽいです。

それでも十分に歴史ある古い仏像で、大事にされてきたものと思われまして、

以前は、毎年8月16日に縁日が行われ、村の男女が、この縁日がきっかけで結ばれる事が多かったことから「出逢い観音」といわれてにぎわっていました。

同上

なかなか縁結びのご利益ある観音様のようです。
ただ、今は縁日はやってないみたいです。

また、”荻寺”が荻窪の地名の由来になったというのも、歴史上重要な役割をになったお寺でした。

光明院すごいお寺だったのです…。

さらに年中行事みたら、

6月15日は弘法大師誕生会

やってた…。

ほんの10分あるけば、空海さんのバースデーパーティーやってた。。

幸せの”青い鳥”は、本当は身近にいるものなのだね。

とは言っても、逆にローカル過ぎて容易に参加できるのかわかりません。

次回は7月16日に施餓鬼会があるよう。
タイミングが合えば覗いてみようかな…。

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