【続いてる写経 910日め】〜「般若心経」を最速で覚える方法
「般若心経」ほど覚えておいてお得なものはない、と思います。
まずは前回書いた通り、
・お経として使えること
墓前で手を合わせる、葬儀で唱える、お寺で参拝する、多くの宗派で万能です。(一部浄土真宗では読まないという説あり)
また、「般若心経」は不思議な力があり、
・魔除けやお祓いの効果
特に最後の「ぎゃーていぎゃーてい」はサンスクリット語の呪文そのままなので、そこに威力があるとされております。
なので、できれば多くの方に、このありがたいお経を覚えてもらいたい。
覚えなくとも唱えることに大いなるご利益があることを知ってもらい、
親しんでいただきたい、と思うわけです。
前回、伯母の納骨式でワタシが読経したことは、般若心経の効果を知ってもらうのには良い前ぶりになりました。
そんな訳で、まずは実家から攻略しようと、山口県萩市の雲林寺様による「猫絵般若心経」を紹介しました。(これについては以下の記事にあり)
なのですがこの「猫絵般若心経」、実はビギナー向けというよりは、通好みだったことが判明。
その理由は、そもそも般若心経の素文を知らない人が初めてこれを読むと、「はんにゃ」「はら」「みた」とブツブツ途切れて読むだけになってしまうのです。しかも、コマによっては逆から読んでしまったり…。
さらに、素文を知らないと、この絵を見てもなぜおかしいかわからない。
元を知っているからこそ、この絵の面白さと奥深さがわかるのでした…。
これはぬかったな、自分。
比べるための原文ないかなあとググっていると、母が亡くなった祖父の遺した「般若心経」経本を取り出してきました。
その経本は大きめサイズのうえ、読み方の強弱や、和文の訳文、さらに漢文訳をした玄奘三蔵がいかに苦労して経本を持ち帰り、漢語訳をし直したか解説まで分かりやすく掲載されていました。おじいちゃん、さすがだ!
「この原文と猫絵を比べてみると、面白さがよくわかるよ」
と言ったものの、やっぱり
・原文読むの面倒くさい
ようでした…。
まあ、そうよね、漢字いっぱいだし、それでも276文字しかないですけど。
そこで文字や絵に頼るのを諦めました。
そうです、アレを聴かせたのです。
つのだ☆ひろさんの「ゴスペル風般若心経」!!
教会での演奏バージョンを見つけました。
ベートーヴェンの「第九」のメロディに、玄奘三蔵訳の「般若心経」。
古今東西の叡智がつまった、この「般若心経」は最強だと思います。
「かっこいい〜、NYのハーレムみたい〜」とゴスペルをやっていた妹も大絶賛。
この「ゴスペル風般若心経」を聴きながら、
経本を眺める、(もしくは「猫絵般若心経」を眺める)、
一緒に口ずさむ、
ついでにサビでは踊ってしまえ!!!
…という感じで慣れていくと、たぶん超ビギナーでも早く覚えられるのではないでしょうか?
慣れてきたところで、フツーのお坊さんの読経音声を聞くと、「ああ、感じではこうなっているんだ〜」と再発見して、すんなりと読むことができると思います。
覚えたいな〜って思っている方に、是非お試しいただきたいです。
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