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【続いてる写経 639日め】〜奉納は有力者の証?

今日のお手本は、昨年参拝した奈良の當麻寺のものです。
書家・森大衛さんの手によるもので、隅寺心経をもとに「初唐の褚遂良と奈良時代の光明皇后の筆法を用いて揮毫した」そうなんですが、そこまで再現できてません。。
元は古典風でありながら、エッジが効いたかっこいい文字です。

さて、自宅に戻ってから、近所の氏神様へ初詣に行きました。
3日なのに、まだまだ人がいる。。(自分たちもですが)

年末にも参拝しているのですが、このところ気になったのは、神社に奉納されている鳥居に刻まれた寄贈者のお名前です。

このエリアで、そこかしこに拝見する苗字なんですね〜。
しかも向かう途中のかなり大きなマンションの建設現場があって、そこの施主の名前もこの苗字のかた。

近所他の場所でもマンション建ててたし、相当な不動産をお持ちの大地主さんのようです。

やっぱり有力者はちゃんと、その土地の氏神様に寄進されるんですね。

さらに神社内には、この苗字の方の銅像がありました。
代々神職の一家で、かつ小学校の先生にも従事されていたとか。
なので、子孫が神社に鳥居を寄贈するのも当然なのかも。

とはいえ、いくらくらいなんでしょうね?鳥居。

鳥居といえば、京都の伏見稲荷神社ですが、場所とサイズで値段が違うようです。
いちばん小さい5号というものならば、21万円。
最も大きい10号は160万円から。

うーん、まあやろうと思えば、大地主や芸能人でなくても、可能な金額です。
あとは実際にそのためにお金を動かせるか、、気持ちの問題ですね。

自分が寄進したと皆がわかる形ならば、灯籠や鳥居はいいかもですね。
法人ならば、立派な会社ってイメージできますもん。

写経の納経は、東寺ならば五重塔に、東大寺ならば大仏様に納められるのですが、目に見える形としてはわかりません。
わかっているのは納めた当人と納経証を見たひとくらいです。

もしも今後、自己顕示欲が湧いたら、、写経でなく、鳥居の寄進でも考えようかしらん?

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