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【続いてる写経 1369日め】地震の原因は"地下水"のせい?

今回の地震、地震学者の方が地下水の影響が考えられると報道されてました。

下の記事に図式があります。

が、今回のものではなく、「2022年6月20日」の記事なのです。
「2022年6月19日」に起きたM5.4の能登地震についての報道です。

この間、「2023年5月5日」にも能登半島はM6.5の地震に見舞われ、今回はさらに強いM7.6の地震に襲われたということです。

今回の報道でも同じ様な図表が出ていました。

つまり、今回3年間で3回も大地震に見舞われているということです。

この地下水の滞留によって、地盤が上昇している説もあります。

こちらのニュースの西村先生のお言葉を引用すると、

「能登半島で前例にないような“謎の地殻変動”が起きている」と話しています。これについて、元となったデータがあります。GPSなどが搭載されており、国土地理院が全国約1300か所に設置している定点観測のデータで地盤の動きをとらえ、地震を予測する研究。地震大国日本ですので、くまなく日本列島において、それを逐一、データ観測していきましょうという形です。その中で珠洲市の観測点で、おととし11月から今年5月までに4センチの隆起が確認されました。4センチもということです。 去年から今年にかけての震度1以上の地震回数、能登地方のものをあげてみました。地震回数が多いところと、この観測地点がほぼ一致しました。ということは、この隆起をつかめればこの辺りでなぜ地震活動が活発になっているのかということが分析できそうだというわけです。 西村准教授によりますと、地面の隆起は火山帯で多く見られる現象だが、火山のないような地域でこのような隆起が起こるのは、25年間のGPSデータの中でも前例がないのではないか、ということです。

https://www.youtube.com/watch?v=88P1q4nLurM

さらに、

4センチ隆起がなぜ起きているのかよくわからないのですが、これがリンクして地震が頻発しているということがわかる。どんな仮説があるのか、西村准教授曰くですが、おととし12月頃から能登半島の地下10数キロに『流体』地下深部から上昇してきた水がたまっているということが考えられるそうです。周りの岩盤をこれが押し広げたり、断層に浸透したりすることで、地震や地面の隆起が発生している。この水がどこから来たのか、日本海側なのか、太平洋側なのか、まだつかみきれていないようです。 西村准教授は「現在も『流体』はたまっていて、周りの岩盤や断層に浸透している。活発な地震活動はしばらく続くのでは」と話しています。この『流体』を食い止めることができれば話は変わるけれども、その原因もよくわかっていないのでたまり続けている。それが元となった地震なのではないかということです。政府・地震調査委員会は20日に臨時会合を開くとしています。

https://www.youtube.com/watch?v=88P1q4nLurM

この地面の隆起の原因の一つと考えられているのは、黒部と宇奈月ダムに溜まった土砂を黒部川へ流す”排砂”。

この砂のせいで、地下水脈が埋まっている可能性があるらしいです。

排砂問題は、1990年代から問題になっており、漁業従事者と電力会社の間で裁判にまでなっているそう。(和解成立にて終了)

このドキュメンタリーは2010年に作られています。

漁業面は現在どうなっているのかわかりませんが、多量の土砂が何らかの影響を引き起こしている可能性があるようです。。

年末に吉村昭氏の『高熱隧道』を読了したところでした。
多数の犠牲者を出しつつも続けられた黒部ダムの難工事を描いたノンフィクション。

まさかこのダムの話が地震と繋がるとは。。

(当方はあくまでも報道された内容を集めただけで、今後、相関関係や因果関係が解明されたり、地震の発生を防ぐことができるのかはわかりません)


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