【続いてる写経 1423日め】東大寺・写経のご紹介
手元にある写経用紙のバラエティ度が薄くなり、まだ書いていなかったお寺謹製の写経用紙群をさらってみました。
すると、東大寺の写経用紙を発見。
これは、、いわくつきのやつじゃん(後述)!!
とってもクセのあるこの文字は、書家の榊莫山先生の手によるものなのでした。
というわけで、たまには写経や用紙について語ってみます。
榊莫山先生の書は、京都の東寺の写経手本にもなっております。
なんか今見ると、最初のタイトル「佛説」があるか、「東寺」か「東大寺」なのかという違いしか見受けられませんね。
書いているときに違ったような記憶があったのですが、、。
考察はまた今度。
榊莫山先生は東大寺とは縁が深く、東大寺の歴代管主が莫山先生に師事を仰いだとか。
東大寺境内にも莫山先生の書によるものが多数あるそうです。
境内の莫山先生書について、素晴らしいご紹介記事がありますので、次回訪ねた折には参考にして巡ってみたいものです。
この東大寺写経、最大の特典はコレ。
なんと、アノ大仏様の胎内に納めていただけるのですよ〜。
これが嬉しくて、張り切って納経した記憶があります。
納経後の翌年。
突然、東大寺から写経用紙が送られてきたのです。
注文の記憶がなかったので、ナゼ?と思って開封してみました。
すると中には納経用紙とともに、振込用紙も入っていました。
まるで送りつけ商法、振り込め詐欺??
お寺なのに??
ちょっとびっくりした記憶があります。
若干そのやり方に疑問をもち、そのままの状態になっていたのでした。
けれども、修学旅行生や外国人観光客もバンバンやってくる東大寺、
そこらのお寺よりは余裕もあるでしょうけど、境内の広さや国宝・重要文化財などの維持など考えたら、いくらあっても足りないのでしょう。
写経という寄進くらい、快くやるもんよね。
かつての驚きは、自分の心の狭さの表れだったのかも。
で、今回納経したら、また来年送ってくれるのかな〜。
奈良に出向けるわけでもないので、それも楽しみにしてみよう。