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【続いてる写経 922日め】〜妻帯はお寺を安定させたのか

明治政府により僧侶の妻帯が許可された結果、僧侶は妻をめとり、子どもをもうけ、その子にお寺を継がせることがフツーになったようです。

実際僧侶を主人公とする漫画などを読んでいても、檀家さんがお嫁さんの心配をするシーンなど描かれます。
「家業を継ぐ」形式で宗教法人の事業を受け継ぐ。宗教法人は税金もかからないし、一見イージーな道に思えたのですが、お寺をとりまく状況を鑑みると、なかなか大変なようです。

まずはお寺を支える檀家さんが減っていること。
江戸時代から続く檀家制度も、宗教観や価値観の変化から代替わりすると檀家を辞める人も多いとか。田舎にお墓があるとお参り大変だから都心に移すとかありますものね。

さらに、パートナーが見つからないこと。
お見合いや紹介での結婚が減って恋愛結婚が主流の現代においては、お坊さんはなかなか機会もなく、また家業に縛られず自分の仕事を続けたい女性側の意向と合わないなど、条件的に折り合わないことも多いようです。

紹介が減った経緯というのも、紹介した相手と上手くいかなかった場合、紹介者の立場が怪しくなるからだそうです

妻帯が認められたことにより、俗世のややこしい因果関係がお寺の中に増えたことは間違いないなさそうですね…。

参考記事:結婚できない!神主や僧侶が婚活で苦戦する事情
https://news.yahoo.co.jp/articles/990b1359d56781023edc72c46f2f7202fa9e5f92?page=1

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