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【続いてる写経 1030日め】〜参考書を買う前に読みたいマンガ

「高1クライシス」に陥らないように、自力で事前準備できそうなことは何か?自分次第というと、やっぱり「勉強」しかないわけでした。
学校に行くのだからね、”学び”にいくのだから、そこはちゃんと修めてほしいものです。(自分のことは棚に上げているようですが…)

塾にはしばらく行きたくないそうなので、先取り用の参考書を調べていたところ、こんなニッチなコミックがあることを知りました。

その名も『ガクサン』

参考書の出版社に入社した主人公が出会ったのは、参考書オタクの福山さん。(名前に”推し”への愛を感じますね)
その知識量は半端なく、自社の参考書フェアの出先で、相談者のレベルに合わせた他社の出版物を進めてしまうほど。
福山さんの参考書愛が生み出した理念と理論で話は進みます。

第1話では、英語の授業についていけない私立中学の男子に、やさしいレベルからやり直すようにアドバイス。
具体的に問題集の使い方を指南してまして、
STEP1:解説を読む
STEP2:問題集をやる
STEP3:潰す

STEP3の”潰す”のがキモ。間違った箇所に付箋を貼っておき、その数日後にやり直す。それが即答できるようになるまで、付箋はそのままにし、何度もやり直す。こうやって、できないところを”潰す”わけです。

ふむふむ、理屈はわかります。
問題は、これが自分1人で出来るかなんですよね〜。できる子は自己管理ができるのです。

そんな課題のある子のために、さらに具体的なスケジュールの組み方も紹介していて、
作業量時間 を提案
例えば定期テストの範囲に該当するページが24pだとしたら、その準備に当てられる4週間で割る。
すると1週間で6p、週に2日、3pずつとなります。

こうやって具体的な作業量に落とし込むことで、着手のハードルを下げていくのでした。
最初の計画が肝心というわけです。
(しかし、やろうと思ってやれなくなることは、よくある)

第2話では、参考書の選び方を指南。
「はじめに」から始めろ、とのことです。
はじめにの部分に、
・どんな意図でつくったか
・どんな学習者に向いているか
・どんな利用方法が良いか

すべて書いてあるというのです。

ビジネス書などでも、その本の概要を掴むために、「はじめに」と「あとがき」、著者プロフィールを読めといいますからね。
「はじめに」でピンと来るかは大切です。

また、単語帳などは実際に手に取って、自分が使いやすいものを選ぶことが大切だそうです。
そりゃそうだ。毎日眺めるなら、レイアウトが見やすくて、好みのものがいちばん。

まずは書店で手に取ってみる、これは大事ですね。
こういった時、やはりリアル書店で選ぶのは大事です。

『ガクサン』、お試し読みできる話だけでも、かなり役に立ちました!

なんと言っても第1話の福山さんの名言、
「体系的に何かを理解していくその方法をものにしろ」
「そうすりゃ、年を食っても勉強以外でも、好きなことなんだって身につけられる人間になれる」

リスキング世代にも、響きますわ…。

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