【白井未衣子とロボットの日常】6・暴露の日《6》 1 カレーポーク 2023年8月9日 08:31 ※予告なく変更のおそれがあります。※設定上、残酷な描写があります。『隊長、こちらが最新の、地球産ロボのパイロットのデータです。』「ご苦労。」『かなり踏み込んだ情報がありますけど、大丈夫でしょうか?』「構わんさ。HRだろうがそうじゃなかろうが、中に生物が潜む。生物の核心をつくには、些細な情報も必要だ。」『やはり隊長はすごいです。』銀色の光沢を持つ大型宇宙船[スイルシルバー]。天王星圏スイルのHRで[宇宙犯罪者]のマルロ・ヒーストンが乗っている船だ。マルロは今の通信を、彼にあてがわれた個室で聞いていた。下手に情報を拡散するのを防ぐ目的でだ。部下の[ヒーストン]の隊員達に流すのは、必要な情報のみ。「パイロットは3人。子供で学生とはな…舐められたものだ。」『ニシアは奴が倒しましたが…。』「小魚の解析データに地球産のマシンらしき物があった。全ステージで出撃しているのは間違いない。」マルロは小魚の残骸の破片を摘みながら通信相手に話した。「猿とヒスロ戦では大活躍だった。」『ヒスロ・インフィ戦には同意しますが…あの猿は…』「やられそうな距離まで近づき、手まで伸ばした。根性ある奴だ。その根性をへし折ってやりたい。絶望を見せたい。その隙に我々が勝利をする。」そうすれば我々の天下だ、ハハハ。とマルロは笑った。通信相手以外に声を聞いていなかった。 ダウンロード copy #つぶやき #妄想 #まとめ #創作1 #ミコロボ 1 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート