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House Party

Drinking gameをするもの=house partyから、自分の嫌なものに正直になりました。


ただ飲んでも、楽しくない

House partyでは、drinks持参か、ワインを飲みながらdrinking gameをするとのことだった。Drinking game(今回はNever have I ever)では、必ずsexの話題になる。下ネタというやつである。質問して、それをしたことのある人が飲む。その繰り返し。前に聞いたことがある話でも、何度も同じことを質問する。同じことの繰り返し。

というわけで、以下は私の本音である。

Drinking games, アメリカで触れたから知ってはいるものの、"ちゃんと"やったことは今までなかった。飲みすぎるのが怖かったし、飲みすぎてcrazyなことをするのがおもしろいとも思わない。Humorの問題である。

それに、空腹で飲むと体中にアルコールが回って?筋肉痛のようになったこともあるし、飲みすぎれば眠りも浅くなるし、お風呂に入らないで冷えたまま寝ることになって自己嫌悪になるし、翌日はおなかの調子が悪くなる。

しかも、お酒の味自体が、、、特に好きじゃないのである。私の好みの飲み物は、ジュースというか、smoothieというか、フルーツっぽいほどよい。だから、cider(今回ボトル持参)とか梅酒とかは好きなんだけど、味見はしても、たくさん飲みたいとは思わない。飲める体質だから、少しは飲むけど、飲まなくていいんなら飲みたくない。お金もかかる(ベルギーは水よりビールのほうが安いんだけど)。

そして…こういうのをお嬢様と呼ぶんだろうな、と思うのだが、うちは父親がお酒の資格を軒並み持っていて(特にソムリエね)、フレンチを食べに行き、親父が料理に合わせて選んだワインを飲むのが習慣(というか)だったので、drinksというのはごはんと共に、ごはんに合わせて少し楽しむもの、というのが私の認識である。お酒だけで、水も飲まず、何も食べずに飲み続ける―それも、大しておいしくないものを―という、弟によると「飲み会という飲み方」に、魅力を感じていなかった。

つまり、、、お嬢様には、はなから楽しめるものではなかった。

Telling stories

それでもhousematesのことは好きだし理解したいと思ったので、理解しようと努めたし、楽しめない自分を責めていた。
どうしてone night standをするんだろう。私は楽しくないけれど、この人たちはそれでも楽しいと思うからするんだろうなあ。それだけ性欲があるのが普通なんだろうなあ…全然わかんないなあ。病気になりそうだし痛いし自分勝手にされるだろうし自己嫌悪もするし、それだけで終わる関係なんてさみしいし、いいことなんて何もないと思うんだけどなあ…これはcultural differenceではなく、誰しもそういうことが素敵だと思っていて、私がanomalyだから、共感できないんだろうなあ…そう思う私がminorityなんだよなあ。
ちなみに、日本で言う"まぐろ"は、スペイン語ではヒトデ、だそう。ヒトデのほうが形は似てるよね。

もちろんsexの話題だけである必要はなくて、いい質問はできたと思うし、話すのも楽しかった。中でも、もう10年も前のことで、当時誰にも言えなかったことを聞いてみたら、みんな同じような経験があってほっとした。

やっぱり私が悪い

そんな翌朝は、自己嫌悪だった。これが私のパターンなのである。

期待にこたえられなくてごめん。
話の邪魔をしてごめん。
楽しみたいはずなのに、参加できなくてごめん。
私が変わっているから。普通な人には楽しめることが、楽しめないから。

日本でも私は宇宙人だったが、そもそも興味がなかったし、合わせる気もなかったから、平気だった。だけど今は、みんなと仲良くしたいと思っているがために、合わないと凹むよねえ…

と、思っていたら、ちょうどlow key housemateから、昨日はどうだった?とmessageが来た。正直楽しめなかった、と送ったところ、この子はclinical psych majorだからなのか、
「それでいい。自分の価値観と意見を大事にしつつ、違う価値観の人とも仲良くやっていく。それが目標」と言ってくれた。なぜか私は、いつの間に、こんな子を手に入れていた。
「私は初彼氏と2年近くつきあっているけど、してないよ。仲良しだし、しないって決めてるわけじゃないけど、お互い必要だと思わないんだ。」

それを読んで、私は…呻いて、泣いた。
今までにも聞いたことはあったはずだが、信じられなかった。
だけど、これは、信じられたし、ちゃんと愛があることもわかった。

違いを受け入れること

Introvert寄りでありながら、飲めるし、hang outも好き。好奇心も旺盛である。
そんな私は、normal distributionで考えてみると、日本では端のほうにいる。だから孤独。だけど、日本が世界から見たら外れているから、ほかの日本の人よりも私は世界水準に近いほうにはいるけれど、それでも比較的端のほうにいることになるわけで、どこへ行っても、misfitなんだよなあ…

そして、ここで大事なのが、私はどうしたいのか?である。
参加しない、もあり。人々は好きだから、できる方法のときだけ参加する、もあり。積極的に表明して、気の合う人を探す、もあり。
選べば、それを尊重してもらえる。変だとか言われない。そんな環境に来たからこそ、自分で選ぶことが必要。

Brostのような楽しみ方はしたくないなあ。もうこのためにおしゃれしたりお金を使うような頑張り方はしたくないし、うるさいところも夜遅いのも嫌だ。当然ながらhookupsをするつもりもない。
私は飲むのは嫌いじゃないが、たくさん飲むタイプではない。ぐらぐらするのも、眠りが浅くなるのも、翌日おなかの調子が悪くなるのも嫌い。うるさくもないし、うるさいのは苦手だし、声も通らない。
House partyは良いなあ。踊るのも好きなんだけどなあ。ただ、こういつも同じsex talkだと、aceとしてはおもしろくないんだよなあ。

その後、大家さんが開いたpartyがあったが、私は食べ物だけささっともらいに行った。飲みながらいつも通りNever have I everをし始めた輩を片目に、私は部屋に上がった。
そうしているうちに、騒がしい遊びの声は、自然とかからなくなった。自分から声をかけてとも言わなかった。

Chill Fun

ある日、housemateが誘ってくれて、board game placeに行った。
名前のとおり、モノポリーやらなんやら、ボードゲームを楽しめる場所だった。Introvert寄りの友達の彼氏が来ていたので、4人だけでそこに行くことにしたそうだ。
照明は夜でも明るい。スタッフも親切で楽しい。
飲み物のメニューも良く、おいしい。ちょうどBelgian beerを飲みたい気分だった。食べ物もあっておいしい。
いい音楽が、いいvolumeで流れている。大声で話さなくていい!!!
という、楽しい場所だった。普通に楽しい話もできて、いい場所だったね、とみんな言っていたので、うるさくて踊ってhookupsじゃないものでもfunと思ってもらえていいな、と安心した。

帰省から戻って以来、気づけば一度も飲んでいない。
ひとりで気ままに過ごすのが、楽しいのだ。

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