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Asexualな自分を愛する

親友が婚約した。二度目である、ということは言っておく。笑
それを機に、Aceな自分を愛することになりました。


シャドウ

親友は、離婚したばかりで、相手を探していなかったときに、とんでもなく良い相手を見つけ、婚約に至った。
聞いたとき、うらやましいとは思わなかったものの、叫びたい気持ちにはなった。私は今までこんなに心理学を学んで努力してきたのに!そんなことがあっていいはずがない!と。

  • 親友が自立できているかは微妙である。常に実家に世話になっている。

  • 負けず嫌いでもあって、私の年収なんかには嫉妬してくる。

  • つまり、子供なところがある。それでも私は親友が大好きなのだけれど。

そして、私はいつもするように、根本さんのブログを読み、これを見つけた。

そして、親友はシャドウだ!分身だ!と理解した。

  • 親友は姫である。お金に苦労したところは、見たことがない。

  • 人気者で多才でもある。

  • ある時、ダイエットに成功し、まあまあkeepしている。

  • 地元で働きながらも、ちょくちょく出張を楽しんでいた。

  • 仕事のbossからも、取引先的な人たちからも評価されていて、部下もいた。

  • 派手で楽しい仕事をしていた。

  • 地元を出たい!と努力や苦労をすることなく、それを可能にしてくれる相手と出会った。

そう考えてみれば、私も彼女にたくさん自由を見せてきたことに気づき、価値を受け取った。

  • 親友よりもいい高校に通った。

  • 家業があって離れられなかった親友に、私は海外を飛び回って見せた。

  • 気になる人がいたのに、他の人と直後つきあったりもした。

  • コンサルで高給取りだった。

  • 親友がしないようなおしゃれも楽しんでいる。

私も彼女のシャドウだった。ついでに、親友以外の人に対しても、いいなーと思うところを、私にもできる、とイメージしたところ、いい気分になった。笑

一人娘

親友は、地元で有名な会社の一人娘だった。
「婿養子を取って会社を継いでもらわないといけないのか、もし結婚して関係がうまくいかなくなったらどうすればいいのか」
と、高校生ながらに言っていたことを思い出す。
地元を出て行く!と言いながら、大学でも、就職でも、元夫と結婚しても、親友は出て行かなかった。世界を飛び回っている私とは正反対に、ずいぶん小さい世界で生きているなあ、と思っていた。
そんな矢先、家業はコロナの影響もあってやめることになり、継がなくてもよくなった。ちょうどその頃、別居の末、離婚もしていた。

「地元は狭いでしょう?もう、いいんじゃない?好きに暴れられるように、それをsupportしてくれる相手を探しなよ」

そう親友に言ったのは、私だった。

ヘラクレスオオカブト君

その後まもなく、"子供もいるし話し相手がほしかっただけなんだけど"と言う親友は、カブト君と出会った。カブト君は、学歴も仕事も申し分なく、留学経験もあり、予期せぬ海外駐在が決まっていた。
帰省したときに彼と会い、彼が聞きたがった私と親友の昔話をしたあと、

「もう家業を継がなくてよくなったから、親友を世界に連れて行ってあげて」と、私は言っていた。

プロポーズしなさいな、という意味だったわけではない。彼は地元ではなく東京に住んでいたし、駐在の彼に会いに海外に行くということで、親友の世界が広がる…そう思っただけだったけれど、おそらく後押ししたんだろうな、と思う。

だって私はpowerfulだから!
Adviceでも、幸せを祈っただけでも、相手の事態は好転するから!笑

カブト君と会ったとき、とてもいい人だと思ったのだが、あとで1つ気になることがあった。親友に聞いてみたところ、「第一印象は確かにそうだった。だけどいい人」とのことで、気づいていて安心した。
駐在が終わっても、カブト君は現地に残りたいと言っていた。単純でいい人(想像)の彼は、親友と子供のために、仕事を見つけて稼ぐのだろう。

許可

電撃結婚は、私のまわりで、どうやらブームらしい。

  • 問題が山積みでも、素敵な相手は見つかる。

  • 探していなくても、素敵な相手は見つかる。

  • 友達が紹介してくれることもある。

  • こんなところにそんないい奴がいたの!?という出会いもある。

  • 出会ってすぐに、とんとん拍子に事が進むこともよくある。

  • 相手はみんな、私の友達と同レベルの学歴やら何やらの、カブト君である。

ここまで続いているということは、私自身にも同じことが起こりえるということ。不完全な自分を、いい加減受け入れて愛しましょうぜ、というmessageなのだと思った。
そして、私の場合、問題というのは…Aceであることだ。

だってminorityだもん

私自身は、自分が少数派である、という自覚もidentityもない。変わっているとは思う。理解されないことが多いとも思うけれど、自覚して気にするようなことではない。
とはいえ、Aceだけは、別だと思ってきたらしい。

  • そもそも1%しかいないから、理解してもらえない。

  • 気にしてないけどさ、自分がAceなのか悩んだことがあるってカウンセラーにすら、Ace=愛が必要ないと思われたこともあったじゃん?

  • Fear of intimacyであって、Aceじゃないとか言われるじゃん?

  • 恋愛で悩む人って山ほどいるでしょ?専門のカウンセラーだって山ほどいるでしょ?でもその内容すべてが、私には当てはまらない。どうせ私が変わっているから。

  • 大人の女性としての自分を受け入れろってめっちゃ書いてあるじゃん?でもそれって当てはまらないじゃん?安心感とか包容力とかを目指せばいいのかもしれないけど、結局性欲がある自分を認めろって意味じゃん?

  • みんな専門外で、きちんと話せて頼れる人なんかいないじゃん?

  • Sexに興味がない、あんまりなくてもいいなんて言う男いるはずないじゃん?(これは違う、ということはすぐに思い出す)

  • 私はplatonicなpartnerがほしいわけじゃないから、問題ないよね、受け入れてもらえるよね?

  • だけどOnline datingは嫌。好かれるのもきもくて嫌。誰がhotとか、どうでもいい。かっこよくても、つきあいたいとも触れたいとも思わない。でもそれって普通じゃないじゃん?

  • Onlineにいい男なんかいるはずないじゃん?くずばっかりじゃん?

  • わかってもらえる人に相談したい。気が進まないけど、Asexual meetupとかに行くしかないのか?

  • だけど、Aceでそういうところに行く人たちというのは、基本的にplatonicでfriendshipを求めている人たちだから、私が求めている人には結局出会えないじゃん?

そうして気づく。
Ace自体は問題じゃない。真の問題は、私が自己否定をしていることだ。
そうとしか見えていない、ってことだ。

自己否定をやめれば、Aceな私は貴重なの!魅力なの!
欠点が、可愛い!
It's not a bug, it's a feature.
What makes you unique, makes you lovable.

「それぞれのneedsに、きちんと合う人がいるんだよ」
そう言ってくれたのは、"2年以上つきあっていて、とても仲良しだけれど、お互いしなくていいからということで、一度もしていない"という、となりの部屋の子である。事情は違えど、数か月しないことはざらにある、という友達もいる。

…受け入れよう。
背中を押してほしい!と思って読んだところで、これはきっと大丈夫だ、と思った。
Pride Paradeと言うように、Ace and proud! でいいのである。

Happy for you

親友がEUに来る!
親友の子供と一緒に(動物園に)遊びに行きたい!
なんならbabysitterとして喜んで行く!
カブト君を見つけてすごい!
My best friend's engaged!

それは、受け入れてみれば、普通に嬉しいことだった。

「夏の予定はまだわからないけど、秋は某国で、そのあとは違う国で、そのあとも1年はいられるから」
と、自分の予定を話したところで、こんだけ飛び回っているってすごいよな私、と気づく。

そうして、お互いの価値を受け取っていけたらと思った。

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