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【博士・修士向け】スライドにおける色使いのイロハ②~色のセンス~

今週も研究を頑張ってこられたみなさん。
こんばんは!お疲れ様です!Curioseeds(キュリオシーズ)です。

さて、先週物件探しで投稿大遅刻した筆者ですが、
無事に何とか新居が決まりそう…!と思いきや、手続きが煩雑過ぎてすでに挫折しかけています。(笑)
道のりは長いですね…



さて、先週からは【スライドにおける色使いのイロハ】と題して、をテーマにお話させて頂きました!
色選びのキホンについて、色の要素別に紹介していたのですが、
実はこのキホン、超重要事項で、本日もたくさん使います!
是非復習してみてくださいね✨

さて、これまでの記事で散々「スライドデザインは論理90%, センス10%だ!」と豪語していたというのに、
本日のテーマが色のセンス?!と思われたかもしれません。

…大丈夫です、安心してください。(笑)
本記事では、一般的に "色のセンス” と言われているものを言語化しているだけです。
すなわち、論理的に考えれば「センスいいね!」と言ってもらえるというわけです!

ということで早速本日もよろしくお願いします!




1.色のテーマ・テイストを決める

さて、スライドを新しく作成する際に大事にしたいのが、色のテーマ・テイスト
早速「それは感覚で!」って言ってしまいそうな内容ですね…筆者も頑張ります(笑)

まず、スライドを作るとなったら色のテーマを決めます。
もっと限局的に言うと、なに色をメインカラー (≒見出しの色) にしますか?ということですね。
正直なところ、なに色でも問題ないです。ご自分の好きな色をお選びください。
ただ、前回記事で紹介した色相のイメージがあることは忘れずに。

迷ったら、灰色青色がオススメです。
灰色はどんな色とも合って黒色ほど主張が強くないという特徴がありますし、
青色は "信頼できそう” というイメージがある色 (かつ男性が多い研究業界においてハズれることはない色(笑) ) ですので万能です。
※ 企業のブランドロゴに青が多いのは "信頼” というイメージがあるからなんですよ!

メインカラーの色を選んだら、本格的にテイスト選びに入ります。
まず、テイストって何ぞや、ですね (笑)
ここでいう色のテイストとは、"雰囲気”と理解していただいてかまいません。
例えば、穏やかな女の子がよく着ているような花柄ワンピースに、気が強いお姉さんが好みそうなメタルギラギラ革ズボンを合わせるのはナンセンスですよね。
これは、雰囲気=テイストが合っていないから、なんです。

プレゼンも同じです。
メインカラーが地味な青なのに鮮やかなショッキングピンクが出てきたりすると、浮いてしまいますよね。

じゃあどうすれば良いんだ?!という人は、パワーポイントの配色を指定してしまうのがオススメですよ✨
とその前に、まず大前提として、Officeのデフォルト配色はダサいです。
何がって、初期設定をいじろうという工夫もしなかったんだな、と思われてしまうのがダサいのです。
しかし、パワーポイントにはOfficeのデフォルト配色以外にも配色セットが多数用意されています!
↓↓↓
まずは「デザイン」タブの「バリエーション」右下矢印クリック。

その後「配色」を選び、好きな配色を選びましょう。
※ 先ほど好きな色で良いと言いましたが、個人的には寒色と暖色がバランスよく混ざっている配色(ここでは ”赤紫” 以下の配色)がオススメです。

そうすると、デフォルトで選択できる色が変わります。

自分で考える手間がだいぶ省けるので、是非こちらの機能も使ってみましょう!


2.色のメインとアクセント

色のデザインで重要になるのが、ベースカラーメインカラーアクセントカラーの比率と色選びです。

これは、スライドだけでなく、ファッションやインテリアにも共通する考えで、
一般的には、ベース:メイン:アクセント=7:2.5:0.5が理想と言われています。
※ちなみに下の配色は、一つ前の図の右の配色群から色を選んでいます。

ベースカラーは最も大きな面積を占める色で、スライドで言えば背景色です。
場合によってはの方もいるかもしれませんが、ほとんどの方がにしていると思います。
もちろんこれには「目立ってはいけない」という理由があるのです。
例えば背景が赤だったら、背景しか目立たず肝心の内容が入ってきませんね。
ベースカラー白か黒にしておけば外れることはないですし、ここを外した方もあまり見かけたことがないので(笑)、ベースカラーは深く考えなくても良いでしょう。

一方で、メインカラーは重要です。前項で話した色のテーマにあたります。
先ほど、色はなに色でも良い、と言いました。
色はなに色でも良いんです。ただ、明度と彩度は低い方が無難です。
スライドの主役は色ではなく内容です。
比較的面積が大きいメインカラーも、あくまで内容を引き立たせるための存在なのです。
青でもピンクでも、低明度・低彩度が失敗しない第一歩です。


最後に、アクセントカラーですが、これは高明度・高彩度の色に挑戦できるチャンスです。
面積が小さいので鬱陶しく感じませんし、注目ポイントを目立たせる=内容を引き立たせることができます。
個人的には、アクセントカラーを最低限の面積を用いて最大限内容を引き立たせている人が「センスが良い」と言われている気がします。
上2つのメインカラーに対するアクセントカラーの例です。

是非参考にしてみてくださいね!!


3.色の数

最後は色の数です。
カラフルな方が時々いますが、色は少ない方が良いです!
目安としては2~4色程度。メイン・アクセント・+αという感じですね。

実験の群ごとで細かく色分けしたい気持ちもわかるのですが(上)、色相以外にも分ける方法はあります。
色の濃淡であったり(左)、単色orパターンであったり(右)

他人の研究発表を聞く際、初めての単語ばかりでわからないことが多いので、色でグラフを追っている人が多いと思います。
その時にカラフルすぎると、「もうお手上げ!」となってしまうんです(笑)
適度な色の数、意識してみてくださいね。


さて、色のセンスは論理的に構築できる!おわかりいただけましたか?
これらの原則を守っていれば、きっと「センス良くなったね」と言ってもらえるはず。
ぜひ自分の色選びに自信持ってくださいね!


さて、次回は、10/21(土) 19:00頃「スライドにおける文字のカタチ」公開予定です。

引き続きよろしくお願いします!!