いいね周りや相互フォローでフォロワーを増やすとアカウントが死にます【インスタ・X(Twitter)】
株式会社キュリーの荒井です。普段はWebマーケティングの顧問サービス「壱万円顧問」を提供しております。
当記事では、いいね周りの危険性についてお伝えします。いいね周りすると、アカウントが死んでしまうおそれがあるのでご注意ください。
いいね周りや相互フォローを実施するとどうなる?
これまで、数々のアカウントでいいね周りを実施していただきました。そこで得られた発見としては、「アカウントが死にやすくなる」ということです。
「アカウントが死ぬ」と、オーガニックのリーチが稼げなってしまいます。全く投稿が見られなくなってしまうので、自力でアカウントを成長させるのは困難になってしまうでしょう。
場合によっては、意図的に「いいね周り」を採用しますが、基本的には危険な行為には変わりありません。
いいね周りや相互フォローでアカウントが死ぬ理由
いいね周りや相互フォローは性質上、質の低いフォロワーを集めてしまいます。いいねなどのアクションによって、フォローしてくれる人は、基本的にコンテンツの中身を見ていません。いいねされたからフォローしただけなので、こちらからいいねしなくなったら、アカウントの足を引っ張るだけのお荷物フォロワーになってしまうでしょう。
特に、インスタは機械的な動きを嫌うので、いいね周りをすると発見タブに表示されにくくなります。Xは、いいね周りを嫌っている印象はありませんが
やりすぎると、制限がかかります。基本的な考え方として、やりすぎると制限がかかるようなアクションはSNSのアルゴリズムにとって、好ましくないと知っておかなければなりません。
また、いいね周りで増えたフォロワーは「購入」にも繋げにくいです。フォロワーの方には、商品やサービスを通じて幸せになってもらいたいですよね。その機会でさえも、提供できないフォロワーを持つ意味は全くないと言えます。
いいね周りや相互フォローを実施してしまう背景
大きく分けて2つの背景が存在します。
投稿頻度とクオリティが低い
確実にフォロワーが増えるから
各背景を詳しく説明します。
投稿頻度とクオリティが低い
投稿頻度と投稿のクオリティが低いと、どう頑張ってもリーチ数を稼げないので、フォロワーを増やせません。投稿頻度が少ないケースでは圧倒的にリソースが足りていないので、クオリティも低くなる傾向があります。
投稿以外で自力でフォロワーを増やすとなると、いいね周りかプレゼント企画か広告しか残っていません。その結果、お金のかからない、いいね周りを採用するケースがほとんどです。
確実にフォロワーが増えるから
「コンテンツでフォロワーを増やそう」となっても、正直、何人増えるか予想がつきにくいです。気合いを入れて作った投稿がコケたり、適当に作った企画がバズるのはSNSあるあるです。
一方、いいね周りなら、やっただけ増えるので、予測がつきやすいです。「1日30いいねすれば、3人増える」みたいな、計算が簡単にできます。
特にKPIを「フォロワー数」にしてしまっているケースでは、確実な数字が求められるので、「いいね周り」が採用されやすいです。
確実にフォロワーが増えるのは、いいね周りの大きなメリットですが、その先を見据えるとやはりおすすめはできません。
いいね周りや相互フォローを実施しても問題ないケース
いいね周りをすると、アカウントは死にやすくなりますが、実施するケースもあります。
アカウント開設初期
発信ジャンルを学習させるため
コミュニケーションを取るため
各ケースを解説しましょう。
アカウント開設初期
SNSはインスタ、X(Twitter)ともに初動に苦戦します。フォロワー10,000から10,100人にするのと、0から100人にするのでは、後者の難易度が圧倒的に高いのは想像に難くないでしょう。
初期においては、なかば強引にでもフォローしてもらわないと、一向に数値が積み上がっていきません。強引にフォローしてもうらう手段して、いいね周りやフォロー周りが選択されます。
しかし、昨今においては、新規アカウントでも圧倒的なリーチを狙えるショート動画があります。リールなどが生まれる前は、いいね周りで初期ブーストをかけることも多かったですが、フォロワーの質を考えると、現在は、ショート動画を攻めたほうが懸命です。
動画を量産できない場合は、広告の利用がおすすめです。
発信ジャンルを学習させるため
SNSの基本的な考え方として、自分がどのジャンルの発信者なのかを機械に学習させる必要があります。
最近はどのプラットフォームも、おすすめ精度があがっているので、正しい発信ジャンルを伝えて損はありません。
発信ジャンルが正しく伝っていないと、機械がどのユーザーにおすすめとして表示したらよいか迷ってしまいます。誤ったジャンルのユーザーに届くと反応が悪くなるので、リーチ数が伸びません。リーチ数が伸びないと当然、フォロワーの増加も鈍化してしまいます。
よって、ジャンルを学習させる必要があるのですが、数ある学習方法のひとつとして「いいね」「フォロー」のアクションがあります。自分に似たアカウントに「いいね」や「フォロー」をすれば、学習に役立ちます。
自分がどんなジャンル認定されているかは、「おすすめ」をみればある程度把握できます。「おすすめ」が自分のアカウントに合っていない場合は、いいねなどのアクションで調整しましょう。
意見が分かれるところではありますが、ジャンル認定のためには、無関係なアカウントは検索しない方が良いです。検索や閲覧も重要なアクションなので、ジャンル認定がブレてしまう危険性があります。そこまで厳しく見ているかは、不明ですが、懸念事項はできる限り減らしておきたいです。
コミュニケーションを取るため
SNSにおいて、最も重要なのは「コミュニケーション」といっても過言ではありません。いいねやフォローによって、コミュニケーションが生まれるのは、素晴らしい事です。
特にX(Twitter)はリプライ(返信)されたときの加点が非常に大きいです。リプライ自体も相手の投稿にぶら下がる形で簡単に見られるので、インプレッション(表示回数)を獲得しやすい性質を持っています。
インスタにおいても、コメントは他のユーザーもチェックするため滞在時間を稼げます。コメント自体も加点に入るでしょう。その結果、おすすめに表示されやすくなります。
いいねやフォローのしすぎは、ユーザー的にも機械的にも嫌われますが、コミュニケーションのきっかけとして扱う分には、SNS運用において、素晴らしい方法だと言えるでしょう。
いいね周りや相互フォローは意味ないどころか、アカウントを壊す
「いいね周りは意味ないですか?」とよく聞かれます。意味がないだけならまだマシかもしれません。無作為な誤ったいいね周りを行うと、アカウントを破壊しかねません。
どんなに有名人でも、プラットフォームのおすすめに載れなければ、ネット上での影響力は保てません。人気があるから露出できる人はごく僅かで、露出があるから人気が出るのです。
露出を保つという意味でも、アカウントの評価を下げないのはSNS運用の鉄則です。過剰ないいね周りやフォロー行為はアカウントの評価を著しく下げてしまいます。「自分のフォロワーを増やしたいがため」のいいね周りは絶対に避けましょう。
以上、いいね周りの危険性をお伝えしました。SNSでフォロワーを増やすのは誰でもできます。
しかし、本当の意味で難しいのは売上に繋げることです。SNSで売上をアップさせたい方は、ぜひ、弊社のWebマーケティングの顧問サービス「壱万円顧問」をご利用ください。
売上につながるアカウント設計から、運用方法まで、並走しながら進めることができます。
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