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連載「さらお、カメラ買う。」新宿 北村写真機店でカメラを実際に触ってみる 〜2F新品フロア編〜

〜 前回までのあらすじ 〜

「カメラがほしい」という想いを、会社の先輩に打ち明けた新卒デザイナー・さらお。

実際にカメラを触りながら考えてみよう!と、ついに「新宿 北村写真機店」にやってきました。

2F新品フロアにて、スタッフさんに希望をうまく聞き出してもらい、ついに候補のカメラを教えてもらうシーンから、この記事は始まります。

[note] about CURBON…のコピー (12)

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さらおの希望内容のおさらい

✅予算は10万円程度
✅新品・中古は問わない。というか、どちらが正しいのかわからない

✅カメラのことはよくわかっていないが、写真にまつわる会社「CURBON」で働いているので、うっすらは理解している

✅今持っているカメラが「マイクロフォーサーズ」というセンサーサイズのカメラなので、フルサイズ、またはAPS-Cにしたい

✅撮るのが楽しくなるカメラ=ぱきっと写る写真よりも、個性的で、ふんわりした写真が撮りたい。日常の何気ない瞬間や、あとは旅先も撮りたい

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北村写真機店:まずは、今お持ちのカメラはそのままにして、ポケット感覚で写真を撮る、という選択肢として、RICOH「GRⅢ」はいかがでしょう。

CURBON先輩A:あ、「GRⅢ」は、僕も持っています(取材に同行したカメラマン)。

CURBON先輩B:私も、型落ちの「GRⅡ」を使っています!(同じく取材に同行した編集者)

さらお:えっ、そうなんですか? そういえば、ほかの会社の先輩方にもオススメされたことがある気が……。なんで、そんなに人気なんだろう。

CURBON先輩A:とにかく、軽いんだよね。

CURBON先輩B:そうそう、だから気軽に持ち運びやすくて。

北村写真機店:はい。とにかくモビリティが高く、その上カメラとしての性能も優れているという、長く多くの方に愛されている逸品です。

「画角」と呼ばれる「撮れる広さ」は、大体iPhoneと同じくらいの28mm単焦点。

これだと、スナップ写真を撮るのには向いていますが、「レンズが交換できないタイプのカメラ」=「ズームができないカメラ」になるで、遠くを撮るのはなかなか難しくなってきたりします。

さらお:へぇ……!

北村写真機店:カメラ自体を完全に変えていく、となると、おすすめしたいのは、やはりFUJIFILM「X-T30」。

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CURBON先輩A:うーん、いいカメラですよね。

CURBON先輩B:あと、見た目もかわいい。

北村写真機店:はい。FUJIFILMの特徴は、色合いがとてもきれいなこと。もともとフィルムメーカーなので、「フィルムシミュレーション」という機能でさまざまなFUJIFILMのフィルムの色味が、カメラ内で選択できる点を好まれる方も多いです。

色重視だったり、プリントをして楽しみたいということであれば、FUJIFILMがいいのかなと。

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さらお:かわいい……これは、レンズが交換できるカメラなんですか?

北村写真機店:はい。センサーサイズは「APS-C」というものなので、35mmの単焦点レンズをつけると、大体1.5倍の55mm換算のレンズとして使えます。55mmは、人間の目の範囲を切り取りたいときに、ちょうどいい画角ですね。

もう少し広めの景色を撮りたいよ、となると、23mmの単焦点レンズが人気です。

※さらお's MEMO : カメラは搭載している「センサーサイズ」によって、「焦点距離イメージ」が変わるらしいのです。

たとえば、センサーサイズが「フルサイズ」のカメラであれば、35mmの単焦点レンズをつけると35mmのまま利用できますが、「APS-C」の場合は、約1.5倍の55mm相当のレンズとして利用できる、という風に。ちょっと難しいけれど、そういうものなのだな、と思って向き合っています。

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さらお:わ、きれい! なんかいいかも。あ、でもズームができないのか。

北村写真機店:いま付いているレンズだと、ズームはできないですね。代わりに、さらおさんがやりたいとおっしゃっていた「ボケ感」が表現しやすいので、撮るのがすごく楽しいと思いますよ。

逆に、レンズを変えると、ズームができるようにもなります。

日常での撮影は、いまの単焦点レンズを付けて撮って、旅先ではズームレンズに付け替える、など複数のレンズを使い分けるのもいいと思います。

その場合は、購入するものはカメラのボディが1つと、一緒についてくるズームキットのレンズが1本。あとは単焦点レンズを1本、中古でご用意すると……10万円の予算はちょっと出ちゃいますが。

さらお:うーん。10万円台なら、がんばれるかも……!

CURBON先輩A:おお……!(笑)

CURBON先輩B:ほんとに……?(笑)

北村写真機店:予算は大切なので、無理強いはしたくないですが……。

レンズが増えると撮影できるシーンが広がって、より楽しくなると思うので、オススメではあります。

今の予算から金額を上げるとなると、「X-T30」より上位機種の「X-T2」「X-T3」などが登場します。こちらも同じくいいカメラたちですが、さらおさんの使い方ですと、「X-T30」がベストかなと僕は思います。

引き続き、一緒に考えてみましょう!

次回、「さらお、カメラ買う。」新宿 北村写真機店でカメラを実際に触ってみる 〜4F中古フロア編〜 に続きます

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