一番長い月『日記:2024.4.30』
今年が始まって、4度目の月終わりを迎えた。
4月が1番長かった気がする。なぜだろう。
1.2.3月は寒くてやってられないと喚いていた3ヶ月だった。
私は寒ければ寒いほどやる気を無くして、生きる意味を探し始めて、無いことに気付いて落ち込んで病んで、何をしていたんだ自分はみたいな自己嫌悪迷路をぐるぐると回ってしまう。
だから冬始まりから冬終わり春先くらいは本当に生きるのが苦手だ。技術があれば冬眠したいくらいだ。
でもそんなことをぶつぶつと呟いていたら3ヶ月なんてあっという間だった。気付いたら冬が終わって雪が溶けていた。
日記を見ればあっという間ではないかもしれない。冬よ早く終われと願いながら文章を打っていたことだろう。振り返りなど全くしないのでこれからも過去の日記を見に行くことはない。
そして4月がやってきた。
4月は年度始めの季節だが、仕事をせず外にも出ない私には何も関係ないと思っていた。でも私自体には関係が無くても、テレビ番組のレギュラーが変わったり、春からのドラマが始まったり、親戚が高校に進学したり就職したり、私の周りの人が新年度を掴み取っていくのを感じた。
私の身に起こらないことでも、自分事のように感じられるんだと学んだ。
だからなのかなんなのか、1日1日を充実させていた。やることが無い、何もやっていない日があったのかもしれないけれど、覚えてないくらい予定の詰まった月であったし、何より外に出た。就活も旅行も買い物も全部やった。楽しかった。
楽しいと時間が短く感じる。つまらない大学の講義は90分ではなく2日半くらいに感じたし、TikTokを起動して10分経過したかと思ったら5時間経ってることもある。楽しいことは普通はあっという間なのだ。
私は今年1番4月が楽しかったけれど、他3ヶ月より長く感じた。それはつまらないのに楽しいと錯覚しているのではなく、単に思い出として残っている事柄がたくさんあって、4月のアルバムが他の月より多いからではないかと思う。
写真のアルバム。たくさん撮ってると振り返った時に同じ写真が何枚もあったり、これ要らなかったな〜と思う写真があったりする。
でもそれはその時の楽しいが詰まっていて、これも良い思い出だなとスクロールすることが出来る。
4月はそれが1番出来るほど、楽しく過ごせたのではないだろうか。
5月。大学を卒業して2回目の5月。
楽しむ。楽しんで、楽しませて、楽しいを追い求めていこうと思う。
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