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ふり返らなくてもいい、と決めた1年をふり返る

何のことやら?というタイトルだけど、特に裏はなく、本当にそのまま言葉の通り。

今年は、"あえて” 意識して、ふり返りを自分に強要しないよう1年を過ごしてみた。その1年を、最後の最後にふり返ってみよう、というお話。

ふり返りを自分に強要ってなんだ?と思われるかもしれない。
実は定期的なふり返りと言語化は、ここ3〜4年、私のライフワークになっていて、年初に立てた目標に対し、自分がどんな行動をとっているかを月1ペースでふり返り、言語化(文字として残すレベルまで)をしていたのだ。

発端は、「自分が決めた目標に向かってちゃんと進んでいるのか、目指す自分に近づいているのか、よくわからない」という不安感だったと思う。
なんとなく、その時その時で、ちょっと頑張ればできそうなことを選び、本当にやるべきこと(目指す自分になるために必要なこと)を見ないふりしていないか、という自分への不信感が根底にあった。

それをFacebookで呟いたのをきっかけに、同じような課題感を持った仲間とふり返りをするグループを作った。月1でzoomで進捗報告したり、Slackで記録や雑談したりするようになってはや4年。このグループにはとても助けられていて、他の人の報告にやる気をもらうし、自分では見えていない「できていること」に気付かされたりもする。
でも、何となく…だけど、定期的にふり返りを”しなきゃいけない” という方向に自分が傾いているのを感じていたのが今年の初めだ。

だからこそ、今年はあえて、ちょっと自分を自由にしてみようと思った。
zoomでのおしゃべりという形ではふり返りをするけれど、文字に残すことは義務化しない。話し言葉として言語化はするけれど、より1段上の文字まではしなくてよし、というレベルで言語化はNice to have という意識に切り替えた。

なお、今年の初めに立てた目標はこれ。

2022年は、"書く" ことでひとつ進化をしたい。 言葉の引き出しを増やしたい。 足さず、削ぐことに挑戦したい。 書いていて楽で、何となく勢いで書けちゃう文章を脱皮する! というのが、今年の目標です。

https://twitter.com/uka_note/status/1477025975288623105

その結果どうだったかというと、「まぁ、目標とは全然違うところで頑張ったな」というのがざっくりした所感。

理由もわかっていて、本来だったら来年のつもりだった転職活動(フリーランスとしての新しい仕事探し)を今年からスタートする必要に迫られ。

とはいえ、「新しい仕事を始めるのは2023年4月以降で〜」と探していたにも関わらず、ビジョン&ミッションに大変共感したスタートアップとご縁があって8月から仕事スタートさせることになり。

そこからはもう、とにかく仕事!仕事!!仕事!!!な毎日。なりふり構わず仕事をしていたし、直近4ヶ月は新しい仕事のおかげで、学ぶことも見える景色もずいぶん変わったと思う。

だから、ふり返りをしないと決めた1年をもう少し丁寧にまとめるとこうだ。

よかったこと

その時々で必要なことに全力投球できた。
これまでの経験から、期初に立てた目標についつい縛られがちになる自分というのをよくわかっているので(馬鹿らしいと思うけど、真面目に従ってしまうきらいがある)、ふり返りをしないという形で自分を自由にしておいてよかったなと思う。
新しい仕事をしながら、期初に立てた目標もちゃんとやらなきゃ!という生活で自分を追い込むことなく、目の前のことに集中できたのはよかったこと。

イマイチだったこと

長期スパンで達成したいことが疎かになりがち。
月1でふり返りを言語化することのメリットとして、目標に向かっている自分の現在位置や成果と向き合えることがある。それに加えて、自分がなりたい姿を再確認するという意義も大きいと思っている。
今年、zoomで言葉に出してはいたけれど、やっぱりそれだけではすぐに薄まって自分の中でぼんやりとしてしまったように感じたのが、言語化しきれていないことのイマイチな面だなぁと思っている。

加えて、やっぱり「私、ちゃんと成長してるかな?」という不安は常に周囲に漂っていたので、「ちゃんとできてるから大丈夫!」と励ます意味でも、もしくは「今は他のことに集中する時期!でも忘れないでおこうね!」とリマインドする意味でも、文字にするために思考して書き残すステップはあった方がいい気がしている。


以上、総括すると、書き残すレベルでのふり返りは、月1の頻度であった方がいい、というのが私の場合の結論だ。(あくまでも、私の場合)
ただし、それに縛られすぎないよう、目標の変更や重みづけは都度見直せるようにしておけば良い。そうすることで、今年と同じくらい自由さを感じることができるはず。

我ながら、面倒臭い人間だなぁと思うけれど、これが私の取説なのだから仕方ない。
来年は、ちゃんとふり返りをします!という宣言とともに、2022年のふり返りnoteは、これにて終了!


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