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私的・戦略読書月報 -2月-

「今年は、もっと本を読む!」

1月にこう決めただけでなく、note に書くということで、ちゃんと人目にふれるようにして良かった、と思っている3月です。

理由は簡単。日々忙しいという状況は昨年から全く変わっていないのだから、当然今年だって忙しい。「読むぞ!」と決めたところで、去年のようにずるずると読めない日々に流されてしまいそうな2月だったからです。

そんな中でも、かろうじて本に手をのばす時間を作れたのは、ひとえに ”宣言” していたから。見ている人はすごく少ないけど、誰でも見られるnoteという場で、1ヶ月しか出してない読書月報が残るのって恥ずかしすぎる…。

そんな理由ではありますが、おかげでちゃんと読めたのだから、これは私に合っている方法なのです。

そんな2月の読書内容をふり返り。どんな基準で本を選んでいるかは、1月の月報を御覧ください。


私的・戦略読書月報(2月のふり返り)

先月は、ライターの仕事で、在宅医療についての記事を書いたこと、そしてはじめての確定申告! が本選びにかなり影響を与えています。

1)「仕事との関係度」高 & 「緊急度」高:即戦力!

医療系メディアのライター仕事として受けたものが、在宅医療に関する内容だったため、手にとった本。

高齢者の医療や介護について、正しく伝えようとすると、歴史的な背景や、制度など、わからないことだらけ。一番良い資料は、やはり厚生労働省が出しているものなのですが、全体を通してまず理解しないとと思ったので本を頼りました。(それでも難しかった…。この領域は引き続き勉強していかねば…です。)

2)「仕事との関係度」高 & 「緊急度」低:専門性向上のために基礎力を鍛える

医療メディアのライターとして仕事をする上で、絶対に読まねばと思っていた1冊。

2016年にあったWELQ問題 というのをご存知でしょうか。

DeNA傘下の健康・医療系キュレーションサイト「WELQ」が、医学的に信頼性の低い記事を量産していたという問題です。

著者は、このWELQの記事の問題を最初に指摘した医療記者である朽木誠一郎氏。なぜ健康や医療の分野で、デマや信頼性の低い情報、トンデモ医療などが飛び交ってしまうのか、騙されないためにはどうすればよいのか、について、とても読みやすくまとめてくださっています。

一般人として身を護る術を学ぶのはもちろん、記事に関わる側としても、「自分は間違ったことをしていないか?」と、考えさせられる1冊でした。定期的に読み返し、自分に問いかけるきっかけにしたい。

3)「仕事との関係度」低 & 「緊急度」高:社会人として必要なこと

個人事業主の一大イベント、確定申告。去年フリーランスへと転向したので、今年がはじめての確定申告となりました。

確定申告については、freee先生に全面的に頼る形で無事完了しましたが、改めて、「フリーランスで最低限押さえておくことはなんぞや」と思ったわけです。確定申告の作業過程で、知らない言葉もたくさん出てきましたし…。

というわけで、フリーランスになるかもと思ったときに買ったまま、積読状態だったこちらをようやく開きました。

かなり易し〜くまとめてくださっていると思うのですが、これでも私には理解するのが精一杯。実際にやってみて、「???」と立ち止まり、検索して「こうかな?」と思う経験を積み重ねつつ、たまに本に戻ってきて「あ、こういうことか」と理解していく。そんな感じでやっていければいいかなと思います。

4)「仕事との関係度」低 & 「緊急度」低:視野を広げる

気になって手にとったら、じっくりゆっくり読み進めるのがぴったりな本で、子供の寝かしつけ前のちょっとのスキマに読み進めていたら、読み終わらなかった… けど、月をまたいで、なんなら亀のようにじっくりゆっくり読んでいきたいと思った本。

数学者 岡潔の随筆集。情緒を育てるという話がまさに今の私に必要な内容で、じっくりと噛み締めて読んでおります。通勤が再開したら、カバンに入れて持ち歩きたい。

おまけ

忙しく、心身ともにしんどい日々が続くと、かならず読みたくなる3月のライオン。読むたびに、救済とか再生という言葉が頭に浮かぶのですが、何よりも私が救われ、また進む力をもらっているなぁと。

多分、今月もまた読む予感。


さて、忙しい中でも、宣言したおかげで読書を切らさずにいられた2月。3月は繁忙期に加えて、長男の休校対応、次男の体調不良と、気づけば10日過ぎてしまっていますが、3ヶ月の山を超えられるように、本屋をうろうろしてきます!


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