ふり返りの言語化で_経験を資産に変えるチャレンジ

1: 「即断即決」=「よく考えずに行動」?


経験したことはふり返りをして、ちゃんと言語化までしてこそ、自分の資産となる。

そんな思いから、スタートした「猛牛サポーター日誌」シリーズ。


プロローグ的な記事はこちら(⇩)


このシリーズのタイトル「猛牛サポーター日誌」。
「サポーター日誌」だけならごくごく普通なのに、「猛牛」という言葉の唐突感とインパクトが改めて見てもすごい。知らない人にとっては「なんだこれ?」でしょうから、はじめにご説明しておきますね。

この「猛牛」という言葉は、私が設立時からオンライン会員になっている、株式会社Q−taoに由来しています。

Q−taoは猛牛女子の4人による、変化の激しい時代を生き抜く人材を育成する事業です。

いきなり出てきました。「猛牛女子」という言葉。

このQ-taoのメンバーは女性4人なのですが、この方々が通称「猛牛女子」と呼ばれています。(「猛牛」のような女子だから「猛牛女子」。猛牛はその言葉でイメージするそのままで良いのだと思う。)
そして、Q-taoと何かやりたい人、Q-taoで何かやりたい人は手を挙げて「猛牛サポーター」になるのです。

今回、私が「経験のふり返りをして言語化しなきゃ!」と思うにいたったのは、このQ-taoの1周年記念イベントにスタッフとして参加(猛牛サポーターとして活動)したことによるものでした。

というのが、「猛牛サポーター日誌」というタイトルの由来です。 

ちなみに、この1周年記念イベントは、「テルマ・エロマエ」をはじめとする作品で有名な漫画家であるヤマザキマリさんをゲストに、「未来を生き抜く力」をテーマにしたトークライブというものでした。

漫画家のイメージが強いかもしれないヤマザキマリさんですが、「仕事にしばられない生き方」、「国境のない生き方」、「ヴィオラ母さん」などの著書も素晴らしい。ヤマザキさんのぶっ飛んだこれまでの人生に悩みが吹っ飛び、自分の悩みに向き合う勇気をもらえます。仕事やキャリアで悩む人の指定図書にしてほしい、と真剣に思う。

この1周年記念イベントそのものも、もちろん最高! イベント参加についてもふり返りたいことは山のようにあるのですが、それはまた別のところで。今回は、スタッフとしての活動をふり返っていきます。
なので、「猛牛サポーター日誌」!


さて、話はイベント運営スタッフ募集!の時点に戻りまして…
猛牛サポーターとして活動すると決めたところからのお話です。


このイベントのスタッフ募集がかかった時、速攻で「やります!」と手を挙げた私。タイトルにもある、「即断即決」です。

ちなみに、スタッフの大半がそう。
やります宣言のスピード感はすごかった。
実際のところはわからないけど、「とりあえず様子見」とかした人、あんまりいないんじゃない?と思ってます。


ちなみにその時の私の状態として

・ アメリカ在住(夫の留学に仕事辞めてついてった)
・ 第二子妊娠中(長引くつわりと戦ってた)
・ 臨月間近での日本帰国の予定
・ 日本の拠点は関東(イベントは名古屋開催)
・ ライターの仕事を帰国ギリギリまで請け負う
・ 出産が順調だったらイベント予定日は産後1ヶ月半
    ⇩
・ そもそもイベントに参加できるのか???

我ながら、人生にいろいろ詰め込みすぎ、不安要素だらけ!


でも、その時の私には「なんか挑戦するチャンスきた!」という気持ちの方が強かったのです。

この時、あまり深く考えずに手を挙げたつもりだったけど、終わった今、落ち着いて当時の思いをふり返ってみると、考えてないようで、めっちゃ考えていました。

まず、物理的問題(距離)があるからこそ強く思ったのは

「会ったことがない人がほとんどの中に入って、かつフルリモートで、自分がどこまでできるかを試したい。」

ということ。

前職で企画戦略系の部門にいた時、「どこにでも飛んで行って問題解決をするフットワークの軽さ」をウリにしていた私。メール、電話ももちろん多用したけれど、「ここぞ!」というところは、しっかりと対面で議論することで、いろんな物事をうまく回してきたという感覚があるし、コミュニケーションの点で評価してもらえることが多かったのです。

外勤・出張のお出かけも大好きだったので、「直接話した方が早そうなんで、ちょっと日本橋行ってきていいですか?」とかよく言ってた。さすがに海外はなかったけど、仙台くらいだったら「日帰りだし、移動中も仕事できるんで行かせてください!」とかお願いしてた。それをよしとしてくれていた、上司と同僚のおかげでもあるのだよなぁ。(と、やめて4年経った今気づく。)


そんな私が、リアルでのフットワークを封じられた時、果たしてどこまでできるのか。

それは、対面以外(今回の場合だと、主にslackとzoom)でのコミュニケーションで、どこまで自分の考えを伝えられるかということに加えて、フルリモートという制限がある中で、自分がどこまでモチベーションを保ってできるか、という点でもチャレンジング。

会社員時代の私は、「関わるするからには、仕込みから本番、打ち上げまで、すべて参加したい!」というタイプで、どっかが欠けると「結果にコミット!」の気持ちが失われやすかったのです。今だから言えるけど、終了後の懇親会に参加できないとわかった時点で、若干やる気が落ちた時もある…。


これに加えて、

「自分の「書く」能力がどのくらい役立つか試したい。」

「書いたものを "伝える" 、”広める” 部分を他の人から学びたい。」

という思いもありました。
当時、再就職活動を考える中で、広報職にも興味を持っていたため、広報・PR的なことについて、学びつつ試行錯誤できるかも??というのが動機のその2。


・・・ しかし、こうして並べてみると、面白いほどに 
「私、自分のことしか考えていない!!」 という事実に気づく今。

「お世話になってる人たちの手助けができれば。」とかいう気持ちゼロ。(いや、少しはあったか…な?)

前職も現職も裏方仕事が多いので、自分は「誰かの目標達成のために動ける人間」と勘違いしていましたが、いやいや、勘違いも甚だしい。


そして 「即断即決」「脊髄反射的に行動」と思っていても、実はその瞬間にいろいろと考えているもの なんですね、やっぱり。

「いや〜、深く考えずに行動しちゃうんですよね。」というあなた。

失敗した時、「あそこでああしてればよかったかな。」と行動を反省するのではなく、やると決めた時の自分の気持ちを、とことんふり返ってみたら良いのでは?と思います。もしかしたら、そこに「気づかなかった思考のクセ」があって、そのクセを見直してみることで、行動と結果も変わってくる…なーんてことがあるかもと思います。(個人的にはうまくいったこともふり返ってみたらいいと思う。)


ふり返りスタートからいきなり予期せぬ自分を発見できる言語化修行。

次は、「フルリモートでどこまで貢献できるかのチャレンジ、何を考えて、何をした?」について(の予定)。






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